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男性神エロスの鉛の矢
男性神エロスことトムは、悪役令嬢キャサリンのパーティーに呼ばれている。トムはまだ少年の姿をしている。それから、どうやってキャサリンの地位や力関係を崩そうかと考えるトム。
ふと、一人の男性に目がとまる。
悪役令嬢キャサリンの横にずっと居るこの男性。男性神エロスことトムは、瞬時に隊長ジョンだと見抜く。トムは機会を待った。隊長ジョンが一人っきりになるのを。しばらく時間がたった。その時だった。
「キャサリン様、少し行って参ります」隊長ジョンがそう言ってパーティー会場を出る。
トムは気付かれないように隊長ジョンのあとを追う。
どうやらお手洗いのようだ。
男性神エロスことトムは鉛の矢を構えて隊長ジョンの後ろ姿に向けて放った。鉛の矢がジョンに命中。鉛の矢とは、男性神エロスの力であり、これに射られると嫌悪の感情を持つようになるのである。エロスは、その鉛の矢に悪役令嬢キャサリンを嫌いになるように、と思いを込めていた。
「あれ、私はキャサリン様の何がよいのだろうか?」隊長ジョンがそう言った。
男性神エロスは足早にパーティー会場に戻った。
続く




