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史上最高のサキュバスと契約を結んだのは良いけれど、何か思っていたのと違うのでチェンジしたいんですが……え、もう遅い?  作者: 釧路太郎
夜のちょっとエッチな時間

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第二十七話 おパンツ丸出しですよ

 まー君の誘導がうまくいったのは途中までで、二人とも下半身はパンツと靴下だけという格好になっていた。上半身は丈の短い服なのでパンツは全く隠れていないのだが、二人ともそれを隠そうとするつもりはないようだ。

 視線を落とさないように気を付けているまー君であったが、見えてしまっているパンツを見るなというのは無理な話でチラチラと気付かれないように視線を動かしていた。

 だが、ゆかとゆいはまー君の目をじっと見つめていたのでその行動は全て観測されていた。


「そんなにチラチラ見なくてもいいのに。こっちは見てもらうために下を脱いだんだよ。お兄ちゃんが望むのであれば、上も脱いじゃっていいんだけど」

「って言うのは冗談で、上はちょっと事情があって脱ぐことが出来ないんだよね」

「事情って、ブラジャーを付けてないとか?」

「そういうデリカシーのない発言は良くないと思うよ」

「お兄ちゃんは私たちにブラが必要ないって言いたいんだろうけど、二人とも普通につけてるからね」

「他の人より胸が小さくても、ブラは必要なんだよ」

「小さい時からつけておいた方が良いんだからね。この小さいって言うのは、胸の話じゃなくて年齢の話だからね。変な解釈しちゃダメだよ」

「そう言うことを言うから誤解しちゃうんだと思うよ。でも、お兄ちゃんはデリカシーが無さすぎるからそんなこと知らずに言っちゃうんだろうね」

「いや、そう言うわけではないんだけど」

「じゃあ、どういうわけなのかな?」

「納得できる答えを聞かせてもらえるのかな?」


 ゆかとゆいの間で目まぐるしく攻守が入れ替わる中、まー君の攻撃の場面はやってこなかった。言い返そうとしたのもつかの間、あっという間に逃げ道を封じられてまー君は何も言えずに黙って二人の攻撃を受けていた。

 一方的に攻撃を受けておいてから最後に逆転の一撃を決めるのがまー君の戦闘スタイルの中でも一番多いパターンなのだが、今回に限っては逆転の一撃どころか有効な反撃を行う事すら出来そうになかった。自分でも言っちゃいけないことを言ってしまったという自覚があったし、彼女たち二人の言い分を聞いて言い返せなくなっていたのも事実なのだ。それ以上に、自分の無知を恥じてしまって言葉にならなかった。


「で、どうするの?」

「どうすると言いますと?」

「ここまではまー君に協力してあげたんだけど、これ以上は今のままじゃ脱ぐことは出来ないってことだよ。言葉だけでどうにかなるのはここまでってことだね」

「そう言われましても、全部脱げとは言いませんので。せめてお尻だけでも確認させてもらえたら大丈夫なんですけど」

「そういう風に言われると脱げるものも脱げなくなっちゃうよね。私もゆいちゃんもパンツくらい脱いであげてもいいんじゃないかとは思ってたんだけど、お兄ちゃんの態度を見ていると考えちゃうよね」

「お姉ちゃんの言うとおりだよ。お兄ちゃんがもう少しエッチな感じで迫ってきてくれたらパンツを脱ぐことも考えてたよね。でも、今のお兄ちゃんって私たちとエッチなことしたいって気持ちが全然伝わってきてないんだけど。それって、どういうことなのかな?」


 どういうことなのかなと言われたところで、実際にまー君はゆかとゆいとエッチをしたいと思ったことがない。まー君も男なのでパンツが出ていれば見てしまうし、ブラジャーが見えそうだったとしたら覗いてしまうかもしれない。ただ、それは男として当然のサガなので何か特別な意味があるというわけではない。

 むしろ、幼女のパンツに欲情もせずに冷静でいられるという事をほめてほしいと思っていた。

 世の中には幼女のパンツにしか興奮出来ないという人もいるというのに、まー君はちゃんと分別が付くという。でも、ゆかとゆいの実年齢はまー君よりもずっと上だという事を考えると、おばあちゃんのパンツに興奮していないとも言えるので興奮しないことが当たり前のことなのかもしれない。


「ねえ、今凄く失礼なことを考えていたように見えるんだけど?」

「お姉ちゃんもそう感じてたんだ。私も何かまー君がとっても失礼なことを考えていたように思えるんだよね」

「どうでもいいことだけど、私たちのことを幼女とか老人扱いしてたりしないよね?」

「もしそうだったとしたら、私たちはまー君のことをわからせてあげることも出来るんだよ?」

「わからせてあげるって、暴力に訴えるってこと?」

「まさか、私たちは暴力なんて使わないよ。もっと楽しいことをしてあげるだけだから」

「私もゆいちゃんもお兄ちゃんが苦しむ姿なんて見たくはないんだけど、お兄ちゃんがそれを望むというのであれば仕方ないよね」


 どんなことをされても屈することはないとまー君は考えているのだが、アレ以上に恐ろしいことをしようとでも言うのだろうか。

 その最悪な考えを頭の中から排除しようとしているのに、まー君の中からソレが消えることはなかった。

 そして、ソレは現実となる。


「うん、お兄ちゃんが考えている通りのことが起こると思ってもいいかな」

「でも、完全に想像通りの事態にはならないよ。だって、そんなのじゃ楽しくないからね」

「ただ、お兄ちゃんの家の家具が全て男色家の皆さんに変わるだけなんだよ」

「お風呂もベッドもおトイレもみんなみんな男色家の皆さんになるだけだからね」

「お兄ちゃんは何もしなくてもいいんだよ。みんな優しいから、全部手伝ってくれるんじゃないかな」


「本当に申し訳ございませんでした」

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