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史上最高のサキュバスと契約を結んだのは良いけれど、何か思っていたのと違うのでチェンジしたいんですが……え、もう遅い?  作者: 釧路太郎
夜のちょっとエッチな時間

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第二十六話 口だけで服を脱がせるなど可能なのか?

 口だけで服を脱がせることが可能なのだろうか?

 二人の協力があれば可能かもしれない。口だけで服を脱がせるという事を普通に考えると、言葉で二人をうまく誘導して服を脱がせればいいという事になるのではないだろうか。なぜその発想が出なかったのか、それは単純にまー君が動揺していたからである。

 そうと分かれば、まー君は何の躊躇も無く二人を説得することにした。


「二人とも、そんなに緊張しなくてもいいんだよ。ほら、もっとこっちにおいで」


 明らかに様子が変わったまー君のことをゆかとゆいは警戒するだろうと思っていたのだが、そんなまー君の予想とは裏腹に二人は飼い犬のようにまー君のもとへと近付いて自らの体を押し付けていた。


「私たちはちっとも緊張なんてしてないよ。お兄ちゃんの方が緊張してるんじゃないかな?」

「急に私たちにすり寄ろうとして、なんか怪しいんだよね。でも、お兄ちゃんが私たちのことを求めているんだとしたら、それはそれでいいか。別に気にしたところでなんでもないしね」

「それに、何か気付いたってことなんでしょ?」

「やっと気付いたってことだね」

「気付いたって、なんのことかな?」

「別にとぼけなくてもいいんだよ。お兄ちゃんがしたいようにしてくれたらいいんだし」

「私たちは何をすればいいのかな。それを教えてくれたら、協力しちゃうかもね」


 ゆかとゆいはまー君に抱き着いたまま上目遣いでそう言うと、まー君のぬくもりを確かめるように力強く抱きしめていた。そんな二人のことをまー君は優しく包み込むように腕を回すと、二人ともその腕にしがみつくように体の向きを変えていた。

 まー君の腕を持った状態でさらに体を反転させ、自分たちの腰へとまー君の腕を誘導していった。


「お兄ちゃんに腰を抱かれちゃった。このままお尻とか触られちゃうのかな?」

「そうか、服を脱がさなくても直接触っちゃえばホクロがあるかわかるかもしれないよね。でも、お兄ちゃんはそんな事するのかな?」

「どうだろうね。お兄ちゃんの感覚じゃ、触っただけでホクロがあるかなんてわからないんじゃないかな。もしもわかるんだとしたら、凄い能力者ってことになっちゃうかも」

「それなら、私がお兄ちゃんの代わりにゆいちゃんのおしりを触って確かめてみようかな。ゆいちゃんはお兄ちゃんに触ってもらいたいって 思ってたりする?」

「触られるんだとしたら、直接見ながら触ってほしいかも。きっとお姉ちゃんもそう思っているよね?」

「まあね、お兄ちゃんの触り方って、何となく童貞臭そうだし、見えないところを触るの下手そうだもんね。見えてても触り方雑そうだとおもうし」

「ええ、そんなことないと思うよ。だって、私はお兄ちゃんに触られるの好きだもん。こうして抱きしめられるのも好きだから」

「それは一理あるかもね。お兄ちゃんの触り方って雑なところ多いけど、守られている感もあるし不快ではないよね。だから、もう少しだけならお尻を触っててもいいよ」


 腰に回した腕でも手のひらはなるべく二人の体に触れないように気を付けていたはずなのに、お尻を触っていると言われてしまい驚いたまー君は思わず腰から手を離そうとしてしまった。

 それを察知したゆかとゆいは再び体を反転させてからまー君の腕を掴むと、そのまますぐにまー君の腕を抱きしめて手のひらを自分の胸に押し付けた。

 胸に押し付けられているのだから柔らかい感触があるのだろうと思っていたまー君だったが、実際に触ってみても腰に触れていた時とあまり大差がないように感じていた。多少のふくらみはあるかもしれないが、それも誤差の範囲のような気がしていた。

 もちろん、そんな事は口が裂けても言えやしないのだが。


「もう、お尻のホクロを確かめるよりも乳首の大きさを確かめたいってこと?」

「私としてはどっちからでもいいんだけど、そんなに優柔不断なのはよくないと思うよ。どっちかスパッと決めてくれたら嬉しいかも。それとも、両方同時に確かめたいって欲張りな事考えてたりするのかな?」

「そんな贅沢なこと考えるなんて、お兄ちゃんは欲張りさんだね。いや、ただのエッチなお兄ちゃんってことなのかな?」


 二人の言葉を否定したいという思いはあるのだけれど、ここで変に機嫌を損ねてしまっては二人に服を脱いでもらうように誘導することが難しくなるんじゃないかとまー君は考えていた。

 今の流れではどう考えても二人を誘導することなどできそうにないのだけれど、どうにかして二人のことを説得するなりその気にさせることが出来たらいいのかもしれない。その気にさせることなんて出来そうもないと思ってはいたけれど、二人の行動を考えると意外といけるのかもしれないと思い始めていた。

 ただ、二人がまー君の言葉だけで服を脱いでくれるとは思えないのだ。


「ねえねえ、お兄ちゃんは私たちに何か頼みごとをしたいってことなんでしょ?」

「そんなに驚かなくても大丈夫だよ。ちゃんとお兄ちゃんのお口で脱がせてくれたらいいんだからね」

「お口でだったらどんな方法でもいいってことだよね?」

「うん、お兄ちゃんが今考えてる方法でも大丈夫だよ」

「それ以外の方法でもいいんだけど、そっちはお兄ちゃんには無理なんじゃないかな?」

「きっと無理だよ。だって、お兄ちゃんにそんなテクニックあるとは思えないもん」

「あんまりハッキリと言うのはかわいそうだよ。お兄ちゃんは今は童貞だけど、違う世界ではヤリチンだったのかもしれないし」

「うーん、それはなんか複雑かも。でも、今のお兄ちゃんには関係ない話だもんね」

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