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史上最高のサキュバスと契約を結んだのは良いけれど、何か思っていたのと違うのでチェンジしたいんですが……え、もう遅い?  作者: 釧路太郎
夜のちょっとエッチな時間

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第四十四話 お尻の穴は見えても平気だから

 敗北を認めた瞬間にまー君の部屋に外敵が侵入してしまう。悪意がなく部屋にいるだけの存在ではあるが、まー君にとっては自分の部屋に彼らがいるという事自体が耐えがたい苦痛となることは容易に想像が出来た。

 だからこそ、ここで敗北を認めるわけにはいかなかった。


「どうかな、私のお尻にホクロってあるのかな?」

「うーん、どうだろうね。ぱっと見ではわからないんでちゃんと確認しないといけないと思うんだけど、じっくり見ても平気かな?」

「平気だなんて思ってないけど、まー君が納得出来るように確認してくれるのは構わないよ。私は自分のお尻なんてじっくり見たことが無いからホクロがあるのかもわかってないし。って、お姉ちゃんもまー君と一緒に確認するの?」

「え、私が見るのはまずかった?」

「別にそう言うわけではないんだけど、まー君に見られるよりもお姉ちゃんに見られる方が何となく恥ずかしいなって思っただけ。じゃあ、私もお姉ちゃんのお尻を見ていいってことだよね?」

「別にいいけど、ゆいちゃんのお尻にホクロが無かったら私のお尻を見せる必要がないと思うんだけど。それでも見たいって言うのかな?」

「うん、お姉ちゃんのお尻みたい。その言い方って、私のお尻にホクロがないってことなのかな?」

「今のところはね。オープンになっている場所には見えないよ。ゆいちゃんのお尻も頬っぺたみたいにモチモチで触り心地良さそうね。気まぐれに頬っぺたくっつけてみたくなっちゃうけど、さっきみたいにおならをされたら困るから我慢しなくちゃね」

「おならなんてしないよ。そう言う意地悪言うの良くないと思うよ」


 姉妹仲の良さが伝わるやり取りを見ながらまー君は葛藤していた。

 どう見てもゆいのお尻にホクロはない。ゆかの言う通り、見えている部分にはホクロは一つもないのだ。ホクロと間違えそうな小さなシミ一つない綺麗なお尻をしている。今の時点で負けを認めた方が男らしいと思うのは、お尻の隠れている部分を見た時にホクロがなかった場合に悪足掻きをした諦めの悪い往生際の悪い男という烙印を押されてしまう可能性が高いからだ。

 ゆかが言うとおり、お尻の見えない部分にホクロがないとは言い切れないのだが、今の状況を考えるとそこにもホクロがない可能性の方が高そうに思える。ホクロが出来るメカニズムなんて何も知らないまー君ではあるが、隠されている部分にホクロがある可能性は著しく低いのではないかと考えているのだ。


「このままだとまー君のためにもゆいちゃんのためにもならないよね。白黒はっきりさせておいた方が絶対にイイよね?」

「私は別にどっちでもいいと思うけど。私のお尻にホクロがあろうがなかろうがお兄ちゃんの負けは決まってることだし」

「それはそうなんだけどさ、一つ一つの勝負もハッキリ答えを出した方が良いと思うんだよね。次にお兄ちゃんと勝負をする時に曖昧な決着になっちゃうのは避けたいから」

「大事なことだよね。じゃあ、私はどうすればいいかな?」

「ゆいちゃんにはお尻のお肉を左右に引っ張ってもらってお尻全体が見えるように開いてもらおうかな。そうすれば、私もお兄ちゃんもゆいちゃんのお尻を全部見ることが出来るようになるもんね」

「え、ちょっとそれは恥ずかしすぎるでしょ。それに、お尻の穴が見えちゃうと思うんだけど」

「そこは大丈夫。お尻の穴は見えても平気だから。お尻の穴って性器じゃなくて排泄器官だから見えちゃっても問題ないんだよ」

「いや、そういう問題じゃなくて。見えても平気だってことと見られても平気ってのは一緒じゃないと思うんだけどな……」


 お尻の穴が見えても平気だというゆかの暴論に驚いていたまー君だが、それ以上に驚いたのはお尻にホクロがあろうがなかろうが自分の負けが確定していたという事実なのである。

 お尻にホクロがあるというのはそこまで自信があるわけではなかったが、左の乳首の方が大きいというのは少し自信があった。いつかどこかで聞いたことがある話だが、人間の胸は右に比べて心臓に近い左の方が大きくなる傾向があるらしい。それを踏まえたうえで考えると、乳首も左の方が大きくなる可能性が高いという結論に導かれた。

 だが、二人のお尻にホクロがあろうがなかろうが関係ないという衝撃の発言は乳首の確認をさせてもらえないという残念な結果に繋がってしまったのだ。


「お兄ちゃんにじっくり見られる方が恥ずかしいんで、先にお姉ちゃんが確認してくれるかな。ホクロがあるかないか確認して、それが正しいかお兄ちゃんがさっと確認する感じでお願いします。さすがに、お尻の穴をお兄ちゃんにじっくり見られるのは恥ずかしいからさ」

「そんなに恥ずかしがるような事でもないと思うんだけどね。でも、ゆいちゃんのお尻の穴が呼吸しているみたいにヒクヒクしているの可愛いと思うよ」

「もう、なんですぐに見てるのよ。それも恥ずかしいから実況なんてしないでよ」

「大丈夫、匂いとか全然してないから気にしなくてもいいよ」

「そっちの報告もしなくていいって!!」


 今ここで敗北を認めると、幼女のお尻を開いて穴まで見た男というレッテルを貼られなくて済むのではないか。

 そう思っては見たものの、今の時点でそれと大差ないことをしているのは間違いないのだ。

 であれば、お尻の穴くらい見ても問題ないってことになるのかもしれない。お尻の穴は性器ではなく排泄器官なのだから大丈夫というお墨付きもあることだし、堂々と拝見してあげようじゃないかと開き直るまー君であった。


 ただ、敗北が決まっているという現実から逃避しているだけと思ってしまうのは、正解なのかもしれない。

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