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俺が魔王!?  作者: north
2/3

2--*役者を舞台に上げる、それは物語の始まり*--

『守りたいもんは自分で守れ』

--*--*--*--*--*--

何も無い…………

ただ白い空間……………………


まるで自分一人だけが取り残されたような感覚、何処だろうか?


そこまで考えて記憶を整理していく


そう、あの時俺は死んだ…………ならば此処は天国か?それとも地獄?はたまた別の空間だろうか?残念な事に自分はそれらを知る術を今持ち合わせていないと、そこまで思考を巡らしていた頭を無理矢理止める


「とりあえず落ちつけ、俺」


そう、焦りは禁物だ…何事も焦ると大抵失敗する、じーさんも言っていた。

とりあえず現在の自分の状態の確認をしようと思う


まず自分は何か?

朧日 北斗 18歳

大学生

少し身体が頑丈なのを利用し友人と女の子を守り、大怪我をしそのまま死んだ存在


記憶もハッキリとしており、あの時感じた痛みも、苦しみもちゃんと覚えている。


生憎と知り合いに死んで蘇った等と言う不思議体験をした奴はいないので良く分からないがもっと幻想的な世界が死後の世界には広がっていると思い込んでいたのだが。


目前に広がっているのはただの真っ白な空間


「にしても此所は何処だ?」


と誰に言うでも無くポツリと呟いた、すると

【生と死の狭間じゃよ………】


と言う返事が帰ってきた


「誰だ!」


そう言って振り返って、白い変な服を着た『猿』を見た…………とりあえず視線をさっきの方へ戻す


「なんだ空耳か…………」


【ちょっお前、今目えあったよね?無視?シカト?ねぇ?】


ウザイ…………わざと見ないようにしたのに………にしてもウザイあの阿呆が酒に酔った時並に………


【ウザイ!?酷くない?いくらなんでもさっきっからワシの扱い酷くない?】


「俺は声にして話していないのだが…………」


もう反応してしまった以上仕方なく、振り返って目を見る


【フッフーン!ワシ神じゃから考えを読むぐらいは簡単に出来るんじゃよ!】


エッヘン!と威張る猿


「そうか…………覗き魔が…ボソ」


しかし、俺から見ると単なる覗き魔にしか見えない


【…………毒舌じゃな】


「事実を言ったまでだ、エロ猿」


【エッエロ猿!?確かにワシ猿じゃけど一応神様じゃから!?もう少し敬おう?ね?神猿とかって言われてる程の結構偉い神じゃからワシ】


「はいはい、じゃあ質問だ神猿………なんで俺の前に現われた?地獄に落とされる可能性はあれどもそれ以外は普通の俺の前に」


【うっうむ………その何と言うかの………そう!君に心優しいワシが転生のチャンスをやろうと思ーての!どうじゃ嬉しいやろ?】


「……………嘘だな」


断言する


【なっ何故わかった!エスパーか?おぬし!】


「…………カマかけだったんだが…………おい神猿………俺はどうして死んだ?」


【ιな!何の事じゃ?】


「神猿………早く言え」


【そっそのー言いにくいんじゃが、実はおぬしのことはワシのミスで死なせてしまったんじゃよ

じゃからの転生させてワシのミスを隠そうと……………】


「つまり貴様のミスで俺は死に挙げ句それを隠すのか?随分と傲慢な上に最低何だな神とやらは」


【しっしかしの…………】


「ちゃんと責任を取るべきでは?」


【ぬぅ………し、しかしの?】


「ミスを犯したのは貴様だ言い訳をするな」


【わ、わかった、ふむならば一つだけならワシの力でおぬしの願い事を叶えられる

それで許してはくれんかの?】


「なんでも良いのか?」


【うむ!それでおぬしが許してくれると言うのならばの!】


「わかった、それで手を打とう、まぁだめだったら他の選択肢を提示しよう」


【そっそんな無理難題を吹っ掛けるつもりか?】


「まさか………なーに簡単な事だ…転生が可能ならば俺を『五体満足で生き帰えさせる事』くらい簡単だろ?」


【あっゴメン、ソレ無理】


………………………

「なんで?」


【おぬしはあの世界で死んだじゃろ?一度死んだ存在がもう一度生き返るのは道理に反するんじゃよ

つー訳で無理、不可能、ワシ偉いゆーても最高神ばりの運命の操作なんざ出来ないモン】


「…選択肢と考える時間を10秒やる

 1、俺に撲殺される

 2、願い事を2つに増やす

 3、俺に殺される

 4、最高神にチクる


どれが良い?俺的には2以外がお薦めで個人的には1が良いんだが………」


【ちょっι待とう!?なんか死ぬ可能性が100%の選択肢が二つもあるんだけど!あと4番目は不味いってさっきワシ言ったよね?】


「何だかんだで残り5秒…………」


【な!2番で2番でお願いします!】


「わかった(ラッキー♪)」


【なんか今嫌な声聞こえたんじゃけど?】


「気のせいだろ?」


【まぁ命には換えられんしの………サッサと願い事を言え………】


「その前に神猿は俺を何処に転生させようとしたんだ?」


【魔法がある世界じゃな…………まぁワシのミスで殺してもーたから、魔力を大量に与えようと思っておった】


「それってどんぐらいだ?」


【勇者が王宮使えの魔術士の10倍じゃから、その半分位かの…………】


「良し!やっぱり最高神にチクる!そんな危なさそうな所に送ろうとしてるから」


【何故じゃ!?普通に破格の待遇じゃぞ?】


「勇者と言う事はそれに対となるように敵がいるんだろ?そんな所に送られたらすぐに死ぬに決まってんだろーが!?

大体、魔法なんて俺の生きていた世界には無いんだから直ぐに使える訳ねえだろ!」


【むぅ…そうかの?まぁ何でも良いから望みを言えい、ワシ忙しいからの】


「じゃあお前と同格の力」


【無茶ぶりじゃ!もっと弱くしてくれ!】


「……………お前本当に願い事叶える気あんのか?」


【もちろんじゃ!そうじゃな…勇者の50倍の魔力と言語習得でどうじゃ?半端ないからの?メッチャクチャ優遇体制じゃからの?】


「ん………まぁそれで良いや」


【そっそれで最後の願いはなんじゃ?ぶっちゃけ最初の願い事でおぬし最強なんじゃが?】


「なぁ神猿………お前人の運命ってある程度いじれる?」


【ぬ?まぁ生き返らせるとか道理に反せん限りなら可能じゃ】


「そうか………ならお願いだ、樫田 賢田とあの時助けた女の子が『幸せに暮らせるよう』運命を弄ってくれ」


そう言って俺は土下座した

正直に言うならば神と同格の力を得て二人の手助けを自分でしたかったが無理と言われてしまった、


ならば恥など捨てて友達として自分の本当に最後の手助けをしようと思った。


神猿が息を飲むのが聞こえた………そのまま静寂に包まれる


どれ位たったのか1分か5分か1時間か?


分からないけどとても永く俺には感じられた。そして


【……………汝の願い叶えよう】


その言葉がとても嬉しくて、有り難かった。


--*--*--*--*--*--


【さておぬしには転生ではなく転移という形で今から異世界へと行って貰う、用意は良いかの?】


「転生ではないのか?」


【んー最初と予定が変わったからその関係じゃよ、……ああ、おぬしに大量の魔力を入れた影響で少し肉体が変化するかもしれんが健康には問題はないから安心せい】


「そうか」


【一つ聞きたいんじゃが…………ええかの?】


「なんだ?」


【やけにアッサリと異世界へ行くことを受け入れたのは何故じゃ?】


「さぁてね…………まぁ次があるがわからんが次に会ったら教えてやるよ」


【そうかの…………ならまぁ楽しみにしといてやろう】


そう神猿が言ってから、柏手を一つ打った


すると目の前に巨大な扉が現われると共に、自分の身体の中に何かが入って来る感じがした


扉が開き始める


【気ぃ付けての………向こうは勇者がおるから】


「何で勇者に気を付けるんだ?」


不思議に思いおもわず聞く


【…………(ワシ言って無かったかの?)】


「…………何で黙ってんだ?」


【まぁなんにせよ行って来い!】


そう神猿が叫んだと同時に視界が縦にずれた…………………縦?見ると足元に穴が開いている


落下中ですね、わかります。


文句を言ってやろうと思い叫ぼうとすると神猿の最後のセリフが聞こえた


【さあ役者は揃った!真実が知りたければ足掻くがいい『魔王』北斗よ!】


「どお言うことだ!クソ猿うぅぅ!! 」




2013年4月28日改定

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