1--*幕開けは唐突に*--
はじめに
皆さん初めまして、お久し振りの方はこんにちはd(^-^)
この小説の作者のnorthです。
この小説は不定期更新の上、作者の妄想を文にしたものです、
お見苦しい物を見せる事になるかも知れませんが、ソレでも良いよーと言う優しい方は先にお進みください。
又、この小説はフィクションです。
実在の人物及び団体とは関係ありません。
長々と書いてしまいましたが、この小説が皆様にお楽しみ頂ける物になれば良いなーと頑張って書いて行きたいです。
以上northでした('◇')ゞ。
『人はやろうと思うと意外と何でも出来る』
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初めましてこんにちは、イキナリですが少し話に付き合っていただけますか?
俺の名前は
『朧日 北斗―おぼろび ほくと』
少し身体が頑丈なのと、こげ茶色の髪が特徴の18歳、大学一年生です
趣味はグワムにいる叔父の所に行ってスナイパーライフルを撃つ事
ソレ以外は至って普通の人間です。
まぁとりあえずご先祖様に文句を言わせて貰うと、朧日だなんて変な名字を付けるなと一言
そしてどっかにいる父に言いたい、
何故………北斗等と言う不思議な名前を付けたのかと………
まぁ自己紹介をイキナリ始めたのは特に意味は無く
具体的に何が言いたいかと言いますと、現実逃避です。はい。
え? 何から逃げてるって?
現実と重さ50KGはあろうかと思われるH型の鉄筋×約100からです。
まぁとりあえずなんでこうなったのか真剣に考えて見ようと思う。
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小春日和の中、俺は友人と共に大学への通学路を歩いていた。
「なぁ北斗ーレポートやったか?」
そう話しかけて来たのは、昔から友達としていっしょに遊んでいる『樫田 賢太 かしだ けんた』
短めの金髪に高めの身長の爽やかタイプのスポーツマンである
「一応やったけど……
まさか賢太、やって無いとかは言わないよな?」
「んーなもん俺がやってる訳ねーだろーが!」
まぁ見ての通りの阿呆である………
別段、勉強が出来ないと言う訳では無いのだが物忘れが激しい上に狙ってるだろ?と言いたくなるような馬鹿なミスを多々おかすので、俺の中では阿呆と認識されている男である。
「威張るなよ阿呆が………」
そんな訳で賢太の事を俺は阿呆と呼ぶ
「まぁそー言わずにさ、レポート見して♪」
「……………ハァ………後でな」
「ありがとう北斗!」
あー助かったーと嬉しげに踊り狂いながら歩く阿呆、毎度毎度助ける俺も俺だが………
「(まぁ何だかんだで俺もコイツの事気に入ってるからな…………)」
と苦笑気味に笑いながら赤信号の為止まるよう賢太に声をかける、
「賢太、地上5階から落としたトマトの様に潰れて死にたいなら良いが、嫌なら止まれ」
「恐い!何その止め方!普通に危ないから止まれで良いじゃん!?」
「気が向いたら言ってやるさ」
と返して意味も無く回りを見渡す、信号待ちをしているのは俺と阿呆の他にはお婆さんと主婦らしきオバサン3人だけ
そして信号が青に変わったのを確認してから歩き出す。見ると反対側から幼稚園生位の女の子が歩くのが見えた、買い物籠とメモらしき物を持ちながら歩いている
初めてのお使いかな?
と微笑ましく思いながら歩いていると突如ブレーキとクラクションのけたたましい音が比較的静かだった朝の時間を破壊しながらトラックに【死】という積み荷を大量に積み込みながらコチラへと走ってきていた。
刹那
自分自身驚く程の速さで身体が動いていた
現状を特に理解もせずに
本能のままほぼ真横にいた賢太を
斜め左後方にいたオバサンSに投げ付ける、
それとほぼ同時にトラックが横転し、
積み荷のH型の鉄筋を止めていたワイヤーがちぎれ
正しく【死】の弾丸ヨロシク鉄筋がコチラへと向かって来た。
そこで気付く、今すぐに引き返せば自分は助かると……………
幸い大事な友人は安全な位置に投げ付け終えてるし、オバサンSは賢太が突っ込んで来たせいで止まっている、お婆さんは足が遅いので、元より鉄筋が当たる位置にはいない
唯一の心配と言えば目の前にいる女の子だ
恐らく90%の確率で彼女は鉄筋に押し潰され死ぬだろう、出来れば助けたいが、普通に不可能だ
彼女を救おうとしたら、まず間違いなく自分は死ぬ
その上、女の子を救えるとも限らない
なので諦めようとした
人として最悪な選択肢かも知れないが、俺は何でも救えるスーパーマンじゃあない
そんな言い訳を考えながら逃げようとした
しかし、俺は戻れなかった……………
決して逃げるのに間に合わなかったとかでは無い
何故なら安全地帯に投げた筈の友人が、今にも鉄筋に押し潰され死にそうな女の子を助けようと走って俺の横を通り過ぎたからである………………
賢太が走っているのを見て
焦った
驚いた
腹が立った
そして、最後にこの阿呆が……………と思いながら俺も賢太を追って走り出していた。
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結果から言えば俺は賢太と女の子に鉄筋がぶつかるより早く二人の元へと辿り着く事に成功した
そして冒頭の現実逃避へと繋がるのだ。
まぁ色々と思考を巡らす事は出来ているが、ハッキリ言ってもはや死ぬ事は確定だろう
もうここまで来てしまったらやれることはただ一つ
我が身を楯とし、友を守り切るのみ
幸い二人は抱き合うようにしながら俺の後ろにいる、つまりは俺が鉄筋を止めれば二人を助けられると言う事
やる事はわかった
あとは腹を括れ
気合いを入れろ
人間成せばなる・・・・多分
と思いながら、俺は鉄筋をその身で受け止めた。
まず真直ぐに一本飛んで来た
それが左腕にあたる
砕けた、骨が折れたとかでは無く、文字通り左腕の肘の関節部分から砕けそしてちぎれた。
激痛…………だが泣いてなどいられない、まだまだ鉄筋はあるのだから
しかし、まぁ少し位は愚痴を言っても許されるだろう
「ッ……いたあいなあ………」
そう呟いてから先はあまり覚えていない、気が付くと服が血塗れになって、少しかすり傷を負っている以外特に外傷の無い友人と一度見捨てた女の子の泣き顔が目の前にあった。
「北斗ぉ!おい!返事してくれよ!なぁ!?」
「お兄さん!大丈夫ですか?お兄さん!!」
二人を安心させたくて苦しみながら返事をする
「少し………五月蠅い阿呆が………」
でも、出た声は自分でも驚く程弱々しかった。
「北斗…………悪い………俺が馬鹿やったばっかりに…………」
申し訳なさそうに謝る阿呆、だからお前は阿呆なんだ………と言ってやりたかったが時間が無かった、
左腕は肩口から無くなり、
腹には2本刺さっている
内1本は最悪な事に胃の有る位置で恐らく貫通している
さらには右胸にも一本刺さっていて………片肺が潰されていて
その上足があった場所は大量の鉄筋で覆われていて足の感覚が無かった。
もはやなんで即死していないのか疑問に感じる程の傷だ
まぁ俗に言う満身創痍という奴で、私の命は風前の灯だろう
日本のレスキューは平均5分程で来てくれると言われている、まぁ来てくれてももう間に合わないのだが
とりあえず、最後に己の出来る事をやろう
「おい…………阿呆…………約束しろ…………」
「!?なっなんだ北斗!?」
「お前はその子を助けたんだ………だから………責任持て……………」
「わかった……あと少しでレスキューとか救急車が来るから、頑張ってくれ北斗!」
「あと…………俺の命の上に立ってんだ………ぜってぇに死ぬな………良いな?」
「おっおい?何言ってんだよ…………お前は助かるに決まってんだろーが!まるで最後みたいなこと言うなよ」
「お兄さん!!しっかりしてください!目を開けて!」
「あ”ーあと……俺が死ぬのは君のせいじゃない」
そう呟いて、血塗れの残っている唯一の右手で女の子の頭を撫でる
血がべっとりついてホラーな状態になってしまい場違いながら思わず笑ってしまった
「お兄さん?」
「グッ………ククッ…………まぁこおー言う終わり方も悪くない………………」
そう言って朧日 北斗は一人の友と小さな女の子を守り息を引き取った。
後の新聞に小さなスペースであるが彼は二人を守った勇気ある少年とされ、記事として載った。
これが、一般人『朧日 北斗』としての最後であった。
改定していきます




