四十六話 また。②
さて、状況を整理しよう。
まず、全員外に出てもらった。で、気がついたらここに寝ている。なるほど。
いやわかんないわ。要素が少なすぎるね、これは。
まあ、とりあえずナースコールのボタンを押せばいいのかな?
「ポチッとな」
そう言って押そうとした瞬間、ドアが開く音が聞こえた。誰かいるのか。
「あ…………」
音が聞こえた方を見ると、白撫さんがハンカチで手を拭いていた。
「あ、あ…………」
え、なに?まさかゾンビになった的な?パンデミックもの?
「一ノ瀬、君……」
はーい一ノ瀬くんですよー。
僕を見た白撫さんは、ハンカチを床に落として、ヨロヨロと歩いてきた。
「…………目、覚めたんですね……よかった……」
ってことは、やっぱり意識がなかったのか。あーこれ、またやっちゃったやつだ。人生二回目だ。
「うん、もう元気だよ」
どうやら、やはり僕は以前のようにおかしくなっていたらしい。翔太が前にあった事を知っていたから、ある程度早めに様子を見に来たら、案の定僕はぶつぶつ言っていたそう。(翔太の中では、原因は過度な集中で決まっていそうな感じ)って言っても、見に来るまでに数時間あったようだけど。
その話を白撫さんから聞いていると、医師と翔太、相模川さんが病室に入ってきた。
「…………ようやく起きたか。よく寝たな、良夜?」
翔太の顔が怖い……
「おはよう、翔太」
「…………おはよう、じゃねえんだよ!めちゃくちゃ心配しただろうが!」
翔太が、怒ってる。これまで、怒ったことがなかった翔太が。それだけ心配してくれたんだろう。
「…………ごめん」
「次は無しにしてくれよ」
そう言った翔太は、柔かい笑みを浮かべてから窓側の椅子に腰を下ろした。
続いて、先生が口を開く。
「えーっと、一ノ瀬さん」
「はい」
先生は微妙な顔をしながら紙を僕に渡した。多分、異常がなかったんだろうな。
そう思いながら受け取って、内容を確認すると、やっぱり異常無しの結果だった。
「こういった結果になったのですが……」
「あー、はい、まあ、大丈夫です」
「はい?」
「前にもおんなじようなことがあったので」
僕は先生に一通り説明する。
「なるほど、わかりました……」
なにが分かったんだろうか。僕にはさっぱりだけども。
「では、もう一度検査をしまして、なにも異常がなければ、そのまま退院していただけますので」
じゃあ、今からかな?
「わかりました」
そう言って、背伸びをしようとすると、いつのまにか右手を掴まれていることに気付いた。
掴んでいたのは、白撫さん。俯いていて顔は見えないけど、微かに震えているのが見てとれた。
「白撫さん……」
「あなたって言う人は…………また……」
白撫さんが、小声で何か言った。
「?」
「…………いえ……」
それから少しの間、病室内には軽く鼻をすする音だけが聞こえた。そんな様子を見て、僕は何を言えばいいのかわからなかったけど。あってるのか分からなかったけど。
「…………大丈夫」
「大丈夫、だよ」
「………………はい」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
村人Bやぞ。
あい、火曜日です。コロナ休み入りました。早速感覚が狂って日曜更新テンションです。やべーです。
三月中は週に二回更新ありそうでなさそうです。そんな漫画ありましたよね。
ということでここまで平坦なテンションでお送りしました。最後はぶちあげます。
はぁぁぁぁい!次回もよろしくおねがいしますねぇぇぇぇ!!!
ブクマ評価諸々もよろしくおねがいしまぁぁぁぁ!ぁぁぁ!
では!
村人Bでしたぁぁぁ!
ばいばいっっっ!.。.:*・'(*°∇°*)'・*:.。.




