02 チャンスと決意(下)
「じゃあ、早速だけど、送るね」
「え……?」
固まるあたしをよそに、セリアちゃんは「もっとお話ししてたかったなぁ」なんて悲しそうな顔をしている。
いや、いくらなんでも展開早すぎるんじゃ……。
そう思ったけど、既に視界は歪んでいて……。
「あ! いっこ言い忘れてた!」
ぐにゃぐにゃした視界の向こう側で、セリアちゃんが声を上げる。
「あのね、透夏ちゃんには違う世界に転移してもらうから、透夏ちゃんのお願いを、ひとつだけ叶えることができるの。何がいい? なんでもいいよ~」
頭に直接響いてくるセリアちゃんの声に、少し悩む。
願い、と言われても、特に何も欲しいものはない。だけどせっかく叶えてもらえるんだから、なにか…………。
ああ、かぞく。家族が欲しいな。できれば思いっきり甘えてみたいから、お兄ちゃんが欲しい。
ふと思い出したのは、この間見た夢。お父さんと、お母さんと。それからお兄ちゃんに囲まれて、幸せいっぱいの夢。
あり得ないってわかってるはずなのに、今もなお心の奥底で欲していたもの。
もしも、願いが叶うなら。あたしは家族が欲しい。今まで手に入れることのできなかった、暖かい家族。そして、甘える、ということもやってみたい。
だから、お兄ちゃんが欲しいな。お姉ちゃんは、義姉を思い出すからいいや。
「はいはーい。わたしに任せて~」
力の抜けるような、だけど暖かいセリアちゃんの声。その声を最後に、あたしの意識はブツリと強制的に途切れた。
だからあたしは知らない。
あたしがいなくなった真っ白な世界の狭間で、セリアちゃんが静かに涙を流していたことを。
「今度こそ、幸せになって…………」
▼ ▼ ▼
ゆっくりと意識が浮上して、あたしはゆるりと目を覚ました。
目に入ったのは白っぽい天井と、天井に近い高さからぐるりと周りを囲う白っぽいカーテン。ピッピッ……と一定のリズムを刻む電子音。鼻につく薬品の臭い。
ここは……病院?
顔を動かすと、ズキッと頭に痛みが走った。だけど、視界に入ったそれらに更に眉を寄せる。痛みを無視して腕を持ち上げれば、中指を挟む器械と腕に刺さった管つきの針。
どうして病院なんかに……。
「な、んで……?」
思った以上に掠れた力のない声が、口からこぼれる。
病院なんて、あたしには縁のない場所だ。今まで片手で数える程度しか行ったことがない。それなのにどうして……。
それに、なぜこんなに体のあちこちが痛むんだろう。病院に運ばれる様な事に心当たりはないんだけど…………、あ。
『転移の場所はどこになるか、やってみないとわからないの。突然透夏ちゃんが現れても問題ないようにはするけど、もし森のなかとかだったらごめんね?』
思い出したのは、意識を失う前に、世界の狭間でセリアちゃんに言われた言葉。
あれが全て夢じゃなければ、ここはあたしのいた世界じゃなくて、『春薫る』の世界だ。そしてセリアちゃんは、どこに転移するかわからないって言ってた。突然現れても問題ないようにする、とも。
そして今、病院で目が覚めた事を考えると……。
あたしは事故現場か何かに現れたのかな? それか山の中とかに倒れてたとか。とにかく怪我を負ってて病院に運ばれる様な状態だったのは間違いないよね。
ぼんやりと天井を眺めながら考えていると、静かに病室のドアが開き、次いでカーテンが開けられた。
「おはようございま、……っ! 目が覚めたのね! 今先生を呼んできます」
看護師さんらしきその女性は、あたしと目が合うと飛ぶように廊下に消えていった。
病院、走っていいのかな? というか、ナースコール……。
しばらくボーッとしていると、バタバタと複数の足音が聞こえてきた。そして、ガラっと乱暴にドアが開けられ、お医者さん達が入ってくる。
「遠藤さん、お加減はいかがですか?」
優しげな風貌の男の先生が近づいてきて、低い深みのある声で優しく聞いてきた。
だけど……。
「えん、ど、……?」
聞き慣れない苗字に、首を傾げる。あたしの苗字は松田で、遠藤ではない。それに、松田の前は下野だ。遠藤と名乗ったことは、一度もない。
…………もしかして。
ふと過った嫌な予感に、内心顔をひきつらせていると、先生達の顔がサッと険しくなった。
「自分のお名前、言ってもらえるかな?」
再びその顔に笑みを浮かべ、優しく話しかけてくる先生。あたしを不安にさせないように、怖がらせないように、という配慮が感じられるその対応。だけどあたしはその対応に、嫌な予感が的中したことを知り、内心プチパニックだ。
これは、もしかしなくてもあたしの戸籍があるって事だよね。いや、なかったらそれはそれで困るんだけど……。だけどセリアちゃんが突然現れてもって言ってたから、この世界にあたしが生きてた経歴はないんだと思ってた。
これから生きてく上で、戸籍等があるのはありがたいけど。だけどこれ、確実に前の世界のあたしの情報と違うよね?
先生達の反応からして、遠藤があたしの苗字なのは間違いない。ってことは、名前も違う可能性があるってことだ。
セリアちゃん……。こういうことは事前に教えて欲しかったよ。
「えっと…………。わ、からな、……です」
動揺からか、少し震えた弱々しい声になってしまった。
そんなあたしに、看護師さんの一人が安心させるように優しく頭を撫でてくれた。
「大丈夫だよ。焦らなくていいから、少し質問に答えてくれるかな?」
「は、い」
そう言って、先生にいろんな質問をされた。
苗字、名前、年齢、生年月日。日付。家族構成や住所。それ以外にもいろいろ聞かれたが、何一つ答えられなかった。というか、答えられるわけがなかった。
ヘタに質問に答えて、別の人格がいる可能性があると疑われると困る。それなら記憶喪失と思わせておく方が、今後の事も考えると何かと便利だ。
一通り質問が終わると、あたしの体調をチェックして先生達は退出していった。
「………………」
一人になり、じわりじわりと不安が押し寄せてくる。
あたしはいったい、この世界でどういう立ち位置にあるんだろう。お医者さん達は、「あとでゆっくり説明の時間をとる」とは言っていたけど、家族が来るようなことは言っていなかった。それにあの、看護師さん達の痛ましそうな憐れむような眼差し。
もしかして、この世界でもあたしは、一人なのかな。
セリアちゃんは、一つだけ願いを叶えてくれるって言ってたけど……。よくよく考えれば、この年でお兄ちゃんができるなんて普通だったらあり得ないもんね。もしできるなら、両親の再婚か養子か……。
ぼんやりと思考の渦に呑まれてどれくらいたった頃か。ドアがノックされ、静かに開けられた。
説明の時間かな? ……この世界でのあたしの設定。
だけどカーテンを開けて入ってきたのは、スーツを来た知らない男の人だった。年は四十代くらいで、スラッと高い身長に端正な顔立ちの、いわゆるイケメンと呼ばれるような容姿端麗な人だ。
その人は「こんにちは」と言いながら、ベッド脇のイスに座った。
「はじめまして、と言った方がいいのかな。俺の名前は藤堂佑といって、きみのお父さんの幼馴染みで親友なんだ」
藤堂さんが、柔らかく笑う。
どうやらこの世界ではちゃんと親がいるらしい。だけど、それならどうしてお父さんじゃなくて、その知人がここに来たんだろう……。
小さな疑問を抱きながらも、無言で小さく会釈をする。そんなあたしに、藤堂さんは悲しそうな、泣きそうな顔をした。だけどそれは一瞬で、すぐに真剣な面持ちで口を開いた。
「突然だけど、これから言うことを、どうか落ち着いて聞いて欲しい」
「…………」
「もしかしたら薄々気がついているかも知れないけど、きみは…………その、記憶喪失のようだ」
「…………」
「突然こんな大事な話を、見ず知らずの俺に言われても不安だよね。だけど、あいつの大切な娘に、俺の口から伝えたくて……。先生にお願いして代わってもらったんだ。記憶喪失ってだけでも大変で、不安でいっぱいなきみに、これ以上負担はかけたくないんだが……とても大切な話だから聞いて欲しい」
痛ましそうに言う藤堂さん。
記憶喪失ってことはべつにいい。むしろそう思ってもらわないと、あたしが困る。気になるのはそこじゃなくて。
ぎゅっと口を引き結んで、深く息を吐き出す藤堂さんの姿に、嫌な予感が跳ね上がる。
藤堂さんの話しぶりから、この世界では親がいるのは確かだ。なら、どうして親がここにいないのか。どうして親じゃなくて、藤堂さんがここにいるのか。どうして藤堂さんはこんなにも、今にも泣き出しそうな悲痛な顔をしているのか。
これじゃあまるで、…………。
「きみの名前は、遠藤透夏ちゃん。透夏ちゃんは一人っ子で、お父さんとお母さんの、三人家族、だったんだ」
ああ……。
「一ヶ月前、透夏ちゃんのご両親は、亡くなった……。事故、だったんだ」
ああ、やっぱり……。
藤堂さんの声が遠い。
「警察の話だと、深夜に透夏ちゃんの家にトラックが突っ込んで……。更に運の悪いことに、大きな雷が落ちで、家が全焼したんだ。その火事で、透夏ちゃんのご両親は……」
亡くなった二人は、会ったことも、話したこともない人達だ。たぶん、この世界であたしが存在するためにセリアちゃんが、子どものいない夫婦にあたかも最初からあたしがいたかのように、情報を加えたんだと思う。
だから、この世界での両親は、他人だ。一度も関わったことのない、赤の他人。
そんな人達と、ずっと家族だったように接するのも、接されるのも、正直きつかったと思う。信頼関係なんてあるわけないし、心を許すなんて、できなかったと思う。だけど、それでも……。
この世界には、あたしの、あたしの両親がいたんだ。
ずっとずっと欲しかった、お父さんとお母さんが。
それなのに……っ。
「透夏ちゃん。きみもとっても危ない状態だったんだ。なんとか峠を越えたあとも、意識が戻らなくて……」
あたしが生きていたことを喜んでいる藤堂さんの声が聞こえる。だけどそんなことどうでもいい。
だってあたしは、ここでも一人なんだから。
藤堂さんの話しによれば、両親そろって天涯孤独らしく、親戚は一人もいないらしい。つまりあたしの立場は、今までと変わらないってことだ。
「透夏ちゃん」
結局あたしは、
「透夏ちゃん、うちの子に、ならないかい?」
「…………え?」
やけにはっきりと耳に届いたその言葉に、沈んでいた思考が浮上した。だけど言われた内容が直ぐに理解できなくて、ぱちくりと目を瞬いて藤堂さんを見つめ返す。
藤堂さんは、まっすぐとあたしを見ていた。
「俺の、娘に、ならないかい?」
「むす、め……」
「目覚めたばかりの、しかも両親を失ったばかりで記憶喪失のきみに、突然こんなことを言っても、困らせるだけなのはわかってる。だけど俺は、あいつの忘れ形見である透夏ちゃんを、独りになんてさせたくないんだ。……酷な話だけど、まだ十五歳で大人の保護が必要な透夏ちゃんは、施設に行くことになる。施設が悪いとは思わない。だけど、透夏ちゃん。俺に、あいつの大切な宝を、護らせてくれないかな? 俺が、俺の家族が、透夏ちゃんの帰る場所に、ならせてもらえないかな? 透夏ちゃんの、家族になりたいんだ」
「…………っ」
心が、震える。
家族。それは、ずっとずっと、欲しかったもの。
帰る場所。それは、ずっとずっと、探していた場所。
それがどんなものなのか、あたしにはわからないけど、想像はしたことがある。こうなのかな、ああなのかな。こんな感じだといいな。きっとそれは、温かくてとても安心できる、一度手にしたら手放せなくなるような、そんなもの。
同時に、自分は手にすることができないんだと、諦めていたもの。期待しないように、傷つかないように、見ないフリをして。諦めるんだと、何度も自分に言い聞かせた。
だけど。
それが今、目の前に差し出されている。家族になろう、と。帰る場所になる、と。優しい手が、目の前に差し出されている。
この手をあたしは、掴んでもいいのだろうか。あたしが期待を、希望を持ってもいいのだろうか。諦めなくても、いいのだろうか。
「ぁ、…………っ」
唇がわななくように震える。声にならない声が、口から漏れる。
もしこれが、嘘だったら? 何か裏があるとしたら? この手の先に、あたしの求めてるものが無かったとしたら?
『透夏ちゃんの思うままに生きてほしいな。透夏ちゃんには幸せになってほしいからね』
思い出すのは、セリアちゃんの言葉。思うままに生きてほしいと、セリアちゃんは言っていた。
あたしの、思うままに。あたしの幸せを求めて……。そのために、あたしはこの世界に来たんだ。
だから……。
「……、よろし、く、おねが……しま、す」
わずかに震え、掠れる声を絞り出して、あたしは言った。
藤堂さんの目が大きくなり、それから安心したように心底嬉しそうな顔で笑った。その目には、涙が光っている。
「こちらこそよろしく、透夏ちゃん。……絶対に幸せにするから」
そっと優しく包まれた右手が、とても温かくて。なぜだか胸の辺りが、ぎゅっとなった。
翌日。
再び来てくれた藤堂さんと一緒に、あたしはお医者さんから説明を受けた。
約一ヶ月眠り続けていたが、特に異常もなく問題ないこと。事故による怪我は、時間はかかるが全て綺麗に治ること。それから、やっぱり記憶喪失と診断され、更には記憶が戻る可能性は限り無く零に近いと説明された。
記憶に関しては、セリアちゃんが手を回してくれたんだと思う。たぶんこの世界での情報をあたしの頭に刻むこともできたはずなのに、それをしなかったのは、あたしを思ってなんじゃないかな。さすがに二つの記憶を持ってたら、おかしくなってたと思うから。だから、記憶喪失だと思われるのが、一番都合がいい。
それから、このまま順調にいけば来週には退院できるらしい。
「よかったね、透夏ちゃん。来週には退院できるって」
「はい……」
柔らかく笑いかけられ、あたしはぎこちなく頷いた。
退院できるのは、嬉しい。病院なんて縁がなかったし、一日中いろんな人に気遣われるのは、精神的に疲れる。だからさっさと退院できるのは助かるんだけど……。
「ふふ……。緊張する?」
藤堂さんの問いに、こくりと小さく頷く。
そう。あたしはものすごく緊張しているのだ。
退院するってことは、つまり帰る場所に帰るわけで。昨日、あたしを家族に迎え入れてくれた藤堂さんの家に、行くのだ。……いや、帰るんだ。
緊張しないはずがないと思う。
藤堂さんは、親友の忘れ形見であるあたしを受け入れてくれて、家族になりたいと言ってくれたけど、藤堂さんの家族がどう思っているのかはわからない。
他所で作った子どもじゃないのは明らかだから、夫婦間にヒビが入ることはないと思うけど、奥さんからしたら、あたしは何の思い入れもない赤の他人だ。いくら事情があるとはいえ、ある日突然やって来た他人を家族として受け入れるのは、簡単なことじゃないと思う。実際、前の世界で引き取られたときがそうだったし。
それに、藤堂さんにお子さんがいた場合、行きなりやって来た他人の子どもに、いい気はしないんじゃないかな。
「緊張するなって言われても難しいと思うけど、そんなに不安にならなくても大丈夫だよ。俺の奥さんは、透夏ちゃんがうちの子になるのを、大喜びしてるし。今朝だって、娘ができたらしたかったことリストを見せられたんだから」
そう言ってクスクス笑う藤堂さんの目がとても優しくて、いつの間にか強張っていたのか、体から力が抜けた。
「あ、そうだ。言い忘れてたんだけど、透夏ちゃんの二個上の息子がいるんだ。異性だから、少し気まずいかもしれないけど、俺と違って真面目な奴だから、構えなくて大丈夫だからね」
安心させるように言い聞かせる藤堂さん。
二個上ってことは、あたしのお兄ちゃんになるわけか。思い出すのは、この世界に来る前のセリアちゃんとの最後の会話。願いをひとつ叶えてくれると言うセリアちゃんに、あたしが願ったのは、お兄ちゃんが欲しい、という願い。まるで幼い子どもみたいな願いだったけど、セリアちゃんは本当に叶えてくれたみたいだ。
あ、でも、なぜだかあたしの年齢が下がっちゃってるからあれだけど、本来なら同じ年だよね。こっちに来る前は、二年の冬休み前だったし。
それから藤堂さんは、この世界でのあたしのお父さんと、藤堂さんの家族の話をしてくれた。
何でも、藤堂さんは昔、少々やんちゃだったみたいで……。この世界でのあたしの父さんと二人、地元を締めてた時期もあったそうだ。なんだか今の姿からは想像もできなくて、人は見かけによらないんだなぁなんてぼんやり思った。
それから、奥さん、藤堂詩織さんは、おっとりしていて、藤堂さんいわく癒し系らしい。息子の藤堂悠登さんは、私立春薫学園の生徒会長で、学力も常に学年一位らしい。
「しゅんくん学園……」
「うん、春薫るって書いてしゅんくんって読むんだ。四月から透夏ちゃんも通う学校だよ」
藤堂さんの言葉に、あたしは内心やっぱり……と呟いた。
生徒会長で、頭も良くて、藤堂さんの息子だからきっと容姿も整ってるに違いない。となれば、これは確実にゲームの登場人物で間違いないよね。学校名もゲームの題名の春薫だし。
ここがゲームの世界なのはわかってるけど、まさかお兄ちゃんになる人が、その登場人物だとは思いもしなかった。だってセリアちゃんも、『ゲームの世界だってことは忘れて』って言ってたし。
……う~ん。だけど登場人物が身近にいるってことは、これからゲームであったことが起きるってこと?
いや、でもセリアちゃんはあたしの好きに生きていいって言ってたし。それに登場人物だとは確定してないしね。もしかしたら違うかもしれないし。
それにもし目の前でゲームの内容が繰り広げられたとしても、あたしストーリー知らないじゃん。なら気にしてても意味ないよね。
そんなことよりも、あたしが気にしなくちゃいけないのは、これからのことだ。
新しい家族、はセリアちゃんと藤堂さんの言葉を信じて、“家族”になれるように頑張るんだ。あと、今度は友達もできたらいいなぁ。
もちろん第一は家族だよ。頑張って歩み寄って、受け入れてもらって、最終的には信頼しあえる関係になれたらいいなって思う。だけど、前は一人も友達ができなかった、というか作らなかったから、こっちでは……。
でも、二兎を追う者は一兎をも得ずって言うし。欲張って結局は独りだなんて絶対に嫌だから、やっぱり家族を第一に頑張ろう。
せっかくセリアちゃんがくれたチャンスなんだ。あたしはここで、絶対に幸せになる。




