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15「好きなモノ」
人は好きな物がある
それは、お遍路ころがしを過ぎ去り
焼山寺の出来事だ
そこには、四国県民なら一度は、乗っているというと後で知るブランコが境内に設置されており
知らずにバカなのか乗っていたが
それよりも、特書しなければいけないのは
椿である
それは、全長三メートルは、あろう丸く切りそろえられた形のいい立ち姿であるが
驚くべき事に、その幹には、多色の椿が、咲いていた
飯山で言うと椿は、雪椿の一択のような感じがあり
立ち姿も、ほとんどが低く
雪にも負けない力強さと素朴さ可憐さがあるが
屋久島の十メートルはある椿も、元は同じ種類であるらしい
でだ、ここで、書かなければいけないのは、その大きさ、そして、芸の多さだ
その花は、通称「咲き分け」と言われる
一つの木で、何種類もの花が、見れる物のことを言い
「赤」「ピンク」「二つの混じり合ったもの」と言う
実に、見事な総合芸術であった
いや、満足
ここで一句
お遍路に 行くも 寺見ず 花を誉め




