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13「温泉だ露天風呂だ」


それは、四国八十八カ所で、唯一寺じとは読まず

寺てらと読む寺より少し先の温泉施設でのことだ

その日は、そこで止まることになったのであるが

勿論、ホテルという体裁でも民宿でもない

それを「善根宿」と言う

その宿は、宿ではなくあくまで善意でおへんろさんのために、無料で、貸し与えてくださる屋根のある部屋であるり

それは、四国中に散らばり、基本的に、野宿を専門としておへんろを回る野宿組は、その場所で、一日の終点を、決めたりする

そこで、初めて、目撃する、納札と言う大師が、描かれた札に、自分の住所名前を、書き、かくてらに行き納めるのであるが、その札が、部屋びっしりに、はりつけられているのだ

そんな光景に、ほお、と、思いながら、健康ランドに、挨拶に行ったり、その帰りに、絵葉書の落としたのを、届けてもらったり

借りた自転車で近くのスーパーで、住民が並ぶ激安のたこ焼きやら、野菜ジュースを、買い

食事中に、彼に

「野菜ジュースを飲むと早死にする」と言う

彼の実体験らしきものを聞き

なぬ・・と悩んだり

猫と仲良くなったり

その猫が、温泉客の車に、無断乗車するのを

くい止め、そのお礼に

お接待と言うお遍路さんを、大師と思い

大師に姿を変えたものとして、食べ物をくださるのであるが、そこで、オルナミンcを、いただいた

実にありがたい

そのとき、礼儀の一つとして、納札を、相手に渡すことも、忘れてはいけない

でだ、それは、夜、温泉に、例の外国人の彼と浸かっているとき、親子連れの二人が、一緒に露天風呂に

やってきて、外国の彼に気が付き

会話が始まる

「彼もそうなんです」

彼は、僕を示す

「あ、はい」と言う僕

「ああ」と言う父親

空は、ぽつぽつと星が輝いていた

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