189 至福のお昼
この世で最も最高の展示を日に二つも見てしまった。今日はいい日だ。このまま帰って二人でイチャイチャラブラブするのも悪くない。でも琥珀の展示を見て過ぎたのは午前中のみ。かなり居たって?いやいや、その道中でのイチャイチャと琥珀の部活の先輩達の質問攻めがね。女の子は恋バナ好きよね。
そんな訳で午前中は有意義な時間を過ごして、お昼の時間となる。今日も給食は出ないのでお昼持参となっており、琥珀が早起きして作ってくれた弁当を二人で食べる。
「お、今日も美味しそうなのが並んでるね」
「今日のは少し自信あるよ」
少しドヤ顔気味なのがまたいい。そして琥珀の料理にハズレはない。俺は素敵な午前中に素敵な昼食で既に満たされていた。だが、琥珀を満足させるのが俺の指名。いや生きる意味……かな?そんな深いものじゃないけど琥珀を喜ばせたいじゃん。
「琥珀」
「ん?なあに?」
「……食べさせて欲しい。そして俺にもあーんさせて」
そう言うと琥珀は驚きつつも周りみてからこくりと頷く。別にこれまでも遠慮してた訳じゃない。あの書道部の文字だって好きなものを選んだに過ぎない。それでも琥珀はもっと愛していいと言ってるのだから、負担にならない程度にイチャイチャしてもバチは当たるまいて。
「じゃ、じゃあ……あ、あーん」
可愛いあーんで卵焼きを食べさせてもらう。凄い、凄いぞ!この卵焼き!琥珀の美味しい卵焼きが琥珀の愛情とあーんで更に旨味を増した!これこそ至高の料理!
「あ、あっくんの番……だね……」
「そうだね。じゃあ、ほい。あーん」
そう言ってお返しも兼ねて琥珀の好きな卵焼きを食べさせてあげると、小さい口でパクりと卵焼きを食べる琥珀。妙に色っぽく感じる俺は心が荒んだイケないこだね。そう思いながらゆっくりとその小さい口で咀嚼して飲み込む琥珀。
「えへへ……幸せの味……だね……」
そう微笑む琥珀たそは……控えめに言って天使かアルティメット女神様だった。誰か!誰か俺をもっと琥珀とイチャイチャできる世界に連れてってくれ!もうこの可愛いをずっと愛でるだけの世界に行きたいよー!琥珀たん可愛すぎ!もうさ、俺琥珀のこと大好きなのにさらにこんなに色々俺を魅了するなんて琥珀は本当に俺をたらしこむ天才すぎ!そんな素敵なお昼ご飯でした。琥珀の料理は絶品だね(確信)。そう思いながら午後の糧にもなったので、俺は琥珀絡みなら世界だって取れると思うよ。夢総理大臣にでもしようかな。いや、琥珀をファーストレディにしたらメディアが煩いか。その時は潰すとしよう。琥珀は俺だけのもんだ!




