120 脱出不可能?
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「あー、暁斗くん、みーつけた」
お茶会をしていると、後ろから突然現れたのは、魔性の女である我が叔母の多恵叔母さんだった。その出現に気づいた従姉妹2人は颯爽と部屋を後にして行きやがった。くそ……押し付けられた……
「琥珀ちゃん、昨日はあんまりお話出来なかったよねー」
「えっと……多恵さんでしたよね?」
「そうそう。叔母さんって呼んでね」
琥珀的にも、この人が母と近いくらいの年齢の叔母なのが信じられないような顔をしていた。まあ、本気で未成年に見えるしねぇ……。
「暁斗くんの彼女なんだよね?暁斗くん可愛い子連れてきたねぇ」
「まあね。とびきり可愛いでしょ?」
「そうだねぇ」
「はぅぅ……」
褒められすぎて照れる琥珀。そんな姿も可愛すぎて尊いものだ。
「そういえば、叔父さんは今回もお仕事ですか?」
「うん、夏休み期間も昴くんは忙しいからね。お正月は多分来れるよー」
多恵叔母さんの旦那さんである昴さんは、かなり有名な旅館で働いており、この時期は忙しいのだろう。年末年始にしか顔を出さないレアキャラだが、来たら来たで、父さんと2人で祖父の相手をするのである意味可哀想な人だ。
「琥珀ちゃんは、暁斗くんと幼なじみなんだよね?」
「は、はい、そうです」
「どっちから告白したの?」
「えっと……」
「中学の入学式の前に俺から告白したんだよ」
その言葉に恥ずかしそうに、はにかむ琥珀たん。ヤダ、何この子天使?天使だよね?もう、本当に愛らしすぎる!
「へー、暁斗くんも大胆だねぇ。おばさんも少しドキドキしちゃうかも」
おばさんという単語に違和感しかないが、そこを突っ込む不機嫌になりそうだしスルーだな。
「それにしても、琥珀ちゃんも凄いねよね」
「えっと、何がですか?」
「え?だって、本家に挨拶に来たってことは、暁斗くんと結婚でするってことでしょ?」
普通のラブコメ展開なら、ここで飲んでいたお茶でも吹き出すのだろうが、俺は内心で叔母にナイス!と言わんばかりにグッと親指を立てていた。
「ふぇ!?あ、あっくんと結婚……」
「あれぇ?琥珀ちゃん?」
「多恵叔母さん。琥珀はピュアだから、あんまり攻め過ぎちゃダメだよ?」
ボフン!と処理落ちしてから、琥珀は「えへへ……」と少し恥ずかしそうに微笑んでいた。俺との結婚を想像して可愛らしく笑みを浮かべているのだろうか?この反応を見る限り、結婚に関しての意識が早すぎる感は無さそうだ。忌避感や拒否反応もなさそうだし、後は年齢待ちかな?
新婚生活も楽しそうだけど、今は琥珀と2人でのイチャイチャを楽しむことに専念するべきだろう。そう思いながら琥珀の再起動まで叔母と会話を楽しむのだった。




