119 小さな独占欲
(*`ω´*)プチモヤッ
お茶会の中に異物があるとすれば、きっと俺だろう。
3人の美少女と共にお茶をするのはきっと普通の男なら光栄なのだろうが、俺からすれば琥珀さえいればいいかなぁという感じ。
確かに従姉妹は美少女だけど、琥珀ラブな上に従姉妹に関しては見慣れてるので特に思うところは無かったりする。
「そういえば、暁斗。テニス部入ったんだって?」
そんな中で、一番常識人な梨花姉さんからそんなことを聞かれた。
「うん、まあね」
「そっかー、なんか大会もそこそこいい成績なんだって?」
「支えてくれる人が居たからね」
「ふふ、だろうねぇー」
チラッと全員の視線が琥珀に集中する。その琥珀は祖母の手作りのクッキーに感動しており、そんな視線に気づいてないところがまた可愛かった。
「琥珀ちゃんは書道部と料理部だっけ?お料理出来るのは凄いね」
「最近は母さんの手伝いとか、お菓子も作ってくれてるよ」
「暁斗、幸せ太りしそうだね〜」
「そうならないように、鍛えてるから」
新聞配達以外にも浪川の家で色々教わってるので、今のところガチ太りすることは無さそうだ。
「確かに少し筋肉ついたね」
そう言って手を伸ばそうとした梨花姉さんをクッキーに感動していた琥珀がいつの間にか掴んでいた。
「琥珀ちゃん?」
「え?あ……」
ついやってしまった!的な顔をしてる琥珀に結女姉さんが笑顔で追い打ちをかける。
「シロちゃんは、暁斗に触れて欲しく無かったんだよね〜」
「ふぇ!?はぅ……」
我が姉ながら恐ろしいことを平然とやってのけるものだ。だが、可愛い琥珀が見れたので良しとする。
「そんな訳で、俺は琥珀専用だから、触る時は琥珀に言ってね」
「そうみたいだね」
くすりと笑う梨花姉さん。益々恥ずかしそうな琥珀が可愛くて次いでに言っておく。
「ちなみに、琥珀も俺専用だから、モフモフするのも俺の特権だよ」
「おー、確かにシロちゃんの胸はマシュマロみたいだからモフモフしたら楽しそう〜」
その意味も無くはなかったが……もしかして昨日揉んだのか?同性でも琥珀の発展途上は俺のものだ!と言いたくなるが、我慢する。何故なら、これ以上やると琥珀はオーバーヒートして益々可愛くなって俺が我慢出来なくなりそうだからだ。
にしても、結女姉さんの天然さは相変わらずだなぁ……天然さに関しては琥珀には勝てないだろうけど、若干の腹黒さも持ってそうなのでなかなか油断ならない人だ。
唯一の常識人の梨花姉さんはこの状況に苦笑していたが、止めないあたり、流石我が一族と言えるだろう。




