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24.十五歳の誕生日
我らが偉大なご当主様からの贈り物は、釣り書きの山だった。
久々に見たわね、釣り書き。
遂に来年で成人だからか、お父様の中で何かの実感が湧いているのかもしれない。
以前までは取り敢えず家に来ていたものを全て積んでいたようだけれど、今回のは厳選されているみたい。
年齢は下は三歳差から上は七歳差まで。身分は公爵家の三男から、伯爵家以上の傍系。
基本的に穏和か落ち着いた性格で、王都の学園卒業や士官としての実働実績など、わかりやすい経歴を持ったものばかり。
あからさまに上位貴族位を狙った野心家は少なくなっていそう。前は顔も知らない十歳上の男爵家とかいたもの。
過去の女性遍歴が書かれているのは今回が初めて。次期辺境伯の配偶者が碌でもない奴だと困るものね。
病歴や家族、親族のことも細かく書かれている。これを読むだけで何日もかかってしまいそう。
そういえば、いつの間にか次男の政務官の階級がひとつ上がっていたみたい。
お父様と長男に引き摺り回されていたようだから、当然よね。
ラウラも次の夏で昇級するみたいだし、わたくしも頑張らないと。




