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45 目覚める者

よろしくお願いします。



 ネルーダ王国から離れた村で、三神からの啓示を受けた一人の風の者が、同じくネルーダを追われた風の者達に念通力で語りかけた。

パステルナークという王妃が剣に変化し、破邪の剣としてこの国を守ろうとカロッサ王国から時を超えて来ていると。

共の者は、その息子ベディエ、娘二人のブランシュとイズー、そしてエリオット、だと。

風の者達の間で伝わっている王妃パステルナークは、歴代で最も風の者達を加護し、自らも風の術を使っていたと。

そして、エリオットは伝説の風の者、今の彼らの間では神格化されていると言っても過言ではない。


 彼らネルーダの風の者達は、ポーを討つために念通力で語り合った。

そのお陰で、それぞれの風の者達の居場所がポーに知られたことも分かっている。

そこで、最も優秀な風の者を三人選び神殿の森へ行かせ、残りの者達は、討伐隊三人の全員が討死した時のために、さらに各国へ散らばり、修行に励み再度挑みかかる、相談がまとまった時に風の者達は選ばれた三人を残し再度各国へ散らばった。


 ネルーダの風の者達三人が、神殿の森の前まで来ると、神聖な風が吹いていることを感じた。

これぞ神からの啓示と悟った三人は神殿の森の奥深くへと走って行く。

そこで見たものは、光る人三人であった。

一人は青年のようで、二人は少女のようであった。

三人とも宙に浮いている。

息は微かにしかしていない。


 光っている三人は、横の状態から垂直に体位を変え、やって来た風の者三人に語りかける。


「我が名はオキツヒコ、二人はオキツヒメとオキナカヒコである」


 言うまでもなく、ベディエ、そしてブランシュとイズーのことである。

そしてベディエの体を借りてオキツヒコが語る。


「この者達は復活する、手を貸しなさい」


 それだけを言うと、光は消え、三人の体が地面に着き、そして横たわり再び眠りに落ちた。


 その言葉を聴き終わると、この時代の風の者達は、エリオットを王子と王女の横に運び寝かせた。

できるだけの手当てをして、レールの干し肉を煮込んだ汁を飲ませ、ボードの薬草の絞り汁を飲ませた。

口に含んだだけで、飲み込んでいる様子は見えなかったが、それでも根気良く続けることで、喉がごくりと動くのが確認できた。

その頃に、ボードの薬草に浸けていた剣が語りかけてきた。


「あなた方は、ここで何をしているのか」

ありがとうございました。

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