表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/66

46 覚醒者達

よろしくお願いします。



 やがて、ベディエが目を覚ますと、続くようにしてブランシュとイズーが目を覚ます。

エリオットは死んだように眠っている。


 ネルーダの風の者の一人が破邪の剣パステルナークの前でひざまずき、語りかける。名をモロアという。


「私の名はモロア、此処にいる二人の者はオルダンとカエルダンと申します」


 既に剣は桶から取り出され、拭き清められ、大きな木の幹に立てかけられてある。


「先ほど申し上げましたように、神の啓示を受けて参りました。但し、三神からは、復活の助けをするようにとしか命を受けておりません」


 ベディエの頬がピクリと動く。


「復活し、カロッサへ帰られるのも一つの道と思っております。後は我ら三人でポーを討つ事も良しかと思います」


「無理だ」


 いつの間に目覚めたのか、エリオットが地面に寝たままの体勢で、消えるような声で、静かに語る。

三人がほとんど同時に声を揃えて言う


「エリオット様」


「お前達では、歯が立たぬ、我が姿を見て分からぬか」


 三人は、うつむいたままである。

そして、パステルナークが話しかける。


「私達は、ポーを倒すまで、国へは帰らない」


「しかし、それでは・・・。」


 モロアが絶句している。


 残りの二人も、モロアと変わらない状態である。


「よいか、我らはポーを倒しに来た、ならばポーを倒すまでは帰らない」


 パステルナークは、一度は死に直面し諦めていた誓いを再び取り戻している。


「は」


 そう言われると何も言うことができず、モロア、オルダン、カエルダン、の三人は額を地面につけながら平伏する。


 そして、エリオットが目を瞑ったままの状態で語りかける。


「分かったら、レールの干し肉とテーゲの薬草を鍋で沸かすのだ。戦いの準備が必要だ、持っているクノーを分けて欲しい。全ては速やかに行動するのだ。この森に妖魔が入り込めるとは思わないが、お前達が此処へ来た以上、ポーはこの森の出口で待ち伏せをしているとも限らん」


「は」


「急いで、頼む」


 エリオットは再び眠ってしまった。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ