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40 最後の力



 ポーがエリオットに向かって破岩術を放った時とほぼ同時にベディエが床を大きく蹴っていた。

またもやキンモがベディエを阻もうとするが、これはブランシュの投げたクノーによって遮られるる。

ポーの首まで飛び上がったベディエは大きく水平に剣を振るが、ポーの大きな剣で見事に払われる。

床に着地したベディエは目の前にあるポーの足に突きを入れる。


 刺さった、ベディエは確かにポーの、大腿部の硬い鱗を突き破った感触を剣から感じ取る。


「ふっ、小賢しい、首を斬ると思わせところ、実は足狙いか。しかし、それでは致命傷には程遠いな」


 その言葉を聞き流し、ベディエは剣を天に向け、そのままポーの下顎を狙って飛び上がる。

下顎にもうすぐで到達するであろう時に、ポーの手がベディエを突き飛ばす。

突き飛ばされたベディエは横滑りに滑り、ブランシュとイズーの立っている場所で停止する。


「貴様ら、親子ともども仲良く死んでもらおう」


「させないわ」


 叫びながらブランシュがクノーを放つ。

そしてイズーが精一杯の念動力をのせる。

ポーは破岩術の手を広げる

イズーの念動力で宙に浮いたままのクノーが横一列に並び、ポー目掛けて勢いよく飛んだ。

ポーの手が握られる。

その時、クノーが空中で止まった。


「させるか」


 今度はパステルナークが叫ぶ。


 同時にポーの手が開かれる。

その時、ベディエの持った剣が今までにないほどの閃光を放つ。

パステルナーク、我が身で破岩術を受けて子供達だけは守るつもりだ。

大きな爆炎が登る。


「ポー サマ、ヤリマシタナ」


 キンモが嬉しそうに叫ぶ。


 爆炎が静かに消えていく。


「ポー サマ ?」


「逃げたか」


 ポーはそう言うと背後へ一つだけの目を向ける。

エリオットの姿がない。


「エリオットめ、まだ、それだけの力が有ったとはな」


 パステルナークの放った閃光は、ポーの破岩術を受け止めるには不充分であった。

が、然し、その閃光で目覚めたエリオットは、パステルナーク達の元へ瞬間移動し、そのまま異空間へと逃げた。

ポーの破岩術が炸裂した時間をと同じにしての一瞬の念動力である。

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