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21 風が吹く

よろしくお願いします。



 深い森の中へと四人と朱色の鞘に収まった剣が入って行く。

森の中では四人の踏む草の音だけが、そっと静かに、人と剣を包んでいる。

大きな木の下で、大木の木陰、母に守られているように、小さな花が咲いている。

四人はあちらこちらに咲いている花を眺めながら、歩を進めている。

小さなイズーまでもが神妙な顔つきをして歩いている。


 一羽の小鳥が、声も無く枝から飛び立った。


「お母様、居るわ」


 ブランシュが言う。


「方角は分かりますか」


 朱色の鞘の中で剣が優しく語りかける。

些かの緊張感もない。


「はい、真っ直ぐ前に、歩いて一日くらいかかる場所に」


「妖魔達は私達に気付いていますか」


「いいえ、でも時間の問題だと思う。私の念通力を読み取ったかも・・・。」


「大丈夫です。戦陣を組みましょう。ベディエ、私と一緒に先頭へ。エリオット、後の二人を頼む。後方のあなたがた三人は私達二人が見えなくなってから進んでください。正面から来れば私とペディエで切り込む。エリオットは先に出ず、後方支援をお願いする。良いな」


「承知」


 と小さな声でイズーが答える。

その幼い横顔を見てエリオットが少し微笑むが、すぐに真顔に戻る。


「この子達の命、奪わさせない」


 と心に誓う。


ありがとうございました。

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