第93話 青龍
力んでも仕方がない。
出来ないものは出来ないのだから。
野営の為に燃えるたき火の炎だけが、唯一の明かり。
その明かりの元で空間魔法発動を練習しているのだけど、やはり上手くいかない。
発動させようと毎日奮闘はしているがその気配すら見えない。
何かが違うのだろうか。
「魔法が使えるのであれば、理論上誰にでもできるのではないのですか?」
モアさんが俺の所作を観察しながらそう言った。
えぇ、そうでしょうね。教えてもらった空間魔法発動の仕方は門外不出ですから、教えれば誰でも使えるようにはなるのでしょうけど。
「発動の手順についておさらいのつもりで私に話してはもらえないでしょうか」
そういうので、メモったことを話してみた。
「なるほど・・・」
「だから、緩いつながりを作るということについて、出来ているかどうかもわからないんだ」
「緩いつながりですか・・・。そんなもの、あると思えばあるんですよ」
「・・・」
「できているかどうかわからないと思う時点で、空間魔法は成り立たないのではないですか?」
「・・・」
その通りだと思ってしまった。
『すぐそこにある空間』だからこそ空間魔法が成り立つのであって、疑問に感じてしまった時点で現象が発生することはない。
「回復魔法もそうではないのですか?理論上、回復魔法よりも発動までの所作が具体的で難易度は低いようにも思えます」
「・・・」
その通りだと思ってしまった。
「次に接合部をつくるという部分についてですが・・・」
「これも中々わかりづらくてね。空間を開けようとするんだけど、全く反応が・・・」
「最初の認識の時点で前庭が崩されているのでなんとも言えません。ですが、その『開けよう』とする考え方も誤っていると思われます」
「・・・」
「『開ける』のではなく、『接合』です。接合あってこその接合部・・・いわゆる『ドア』ができるのではないですか?ドアのない家の壁をかいくぐって入ることはできません」
「・・・」
・・・その通りだと思ってしまった。
「俺はやっぱり魔法に向いてないんじゃ―――」
「気を落とさないでください。あなたは稀代の大賢者です。例え理論上簡単な魔法であっても発動できないとかぐだぐだ御託を並べていても、私にとっては大切なご主人様です」
「やっぱりそう思った!?情けないと思った!?」
「例えあいまいな返事しかできないご主人様でも―――」
「うぅっ!それは言わないでぇ!」
翌朝―――――
俺達は早速出立した。
それから馬車で向かうこと一日・・・。
ようやく大山脈の入り口、『死の入り口』へとたどり着いた。
「モアさん」
「はい、ジンイチロー様」
「ここから先は俺一人で行くよ」
「なりません。このモアもお供させていただきます」
「いや、これだけは俺自身の問題だから。俺を助けてくれた青龍にお礼を言わなきゃいけないし、それはできれば自力で行きたい。それに・・・見て、あのワイバーンの群れ・・・」
俺が指差す遠くの空に、米粒大の大きさではあるが山の直下に群れて飛んでいる。
あれが公爵の言っていたワイバーンだ。
「あの群れからモアさんを守りながら進むのは、はっきり言って厳しいと思う」
「いざとなれば私を生贄にして進むこともできましょうに」
「だめだよっ!」
「ジンイチロー様・・・」
「モアさんは、俺が帰ってくるまで待っていてほしい」
「・・・わかりました。お帰りになるまでお待ちしております」
『死の入り口』でひとまず野営をすることにした。
ワイバーンは観察の結果、ここまではやってこないようだ。
―――翌朝
俺はモアさんに見送られながら『死の入り口』から大山脈に入った。
木々がところどころ生えているもののそれほど多くはない。
肩を抜ける風がどことなく冷たい。
雪がないところをみると、今の時分は夏に当たるのだろうか・・・。
しばらく歩くと、遠くにエルドランの街並みが見えた。
随分と小さく見える。遠くまで来たものだ。
坂道もそれほど急ではないのでさくさくと進んでしまう。
ふと、風が止んだように思えた。
妙な違和感があって空を見上げると、遠くにいたはずのワイバーンが直上で何匹も旋回していた。
しばらくその動きを観察していると、一匹の動きが止まった。
・・・・・。
いや、止まってなどいない。
急降下して近づいてきている!!
どうすればいい!?剣で迎え撃つか!?
いや、できないだろ!!
そうこう考えている間にワイバーンの姿がぐんと大きくなった。
剣で迎え撃つにもあっという間に近づかれて掴まれてしまう。
こんな時に高射砲みたいなやつがあれば撃ち落とせて――――――
あ。その手があった・・・。
とりあえず炎魔法でやってみる。
指先をワイバーンに向けた。
仰角は・・・これぐらい。勢いをつければ落ちないからよし。
大きさはサッカーボール大か。1秒に3回撃てばいいだろう。
イメージOK。
「ってぇえええい!!」
気分を出すため言ってみただけだ。
ボフッという鈍い音とともに、白い炎が連続して撃ちあがった。
澄みきった空に吸い込まれるように消えていく炎たち。
急降下するワイバーンの横に逸れていく。
「まだまだぁ!」
どんどん撃ちこむ。そうでないと目の前まであの速度で迫られたら太刀打ちできない。
すると、2発ほどワイバーンの翼にヒットした。
喚き声が響いた。
急降下をやめ、翼を広げてでたらめに飛び始めた。
俺は炎の射出をやめることなく、軌道を読みながら打ち続けた。
さらにヒット。今度は胴体だ。
よろよろと落下し、10mほど先に地響きとともに墜落した。
剣で追撃したいところだったが、あまりにも大きいので不用意に近づいてはいけないと判断。
炎魔法から水魔法にチェンジ。
穀倉地帯でやった『水弾』をお見舞い。
飛ばないワイバーンはただの魔物だ。
胴体や翼に『水弾』を喰らったワイバーンは、力尽きて倒れ、絶命した。
「・・・ふぅ」
近づいてみると、その大きさがわかる。
戦闘機よりも大きいその体は、茶色くて羽毛のないざらざらしたような皮膚を持っている。
恐竜みたいな風貌だな。
その時だった。気配を感じて真上を見た。
ワイバーンだ!頭上10メートルほどまで急降下しているではないか!
咄嗟に倒れているワイバーンの影に隠れて身を低くした。
すると倒れているワイバーンの身のギリギリのところを掠めて通り過ぎて行った。
息つく間もなく俺は先ほどと同じ炎魔法を展開。
急降下してくるヤツを狙うよりも的が大きいので、すぐにヒットした。
同じく『水弾』を何発も打ち込むと、やがて力尽き落ちていった。
俺は警戒して仰角高く見上げるも、あれほどたくさんいたはずのワイバーンの姿は1匹も見当たらなかった。
さて、このワイバーン・・・どうしようかな・・・。
よく見るとワイバーンの額に光るものがあった。緑色の宝石のようだ。
売れるかどうかはわからないけど、持ち帰ることにした。
絶命を確認し手を合わせたあと、刀で器用にくり抜く。落ちる水滴のような形をしている。
肉も持ち帰りたいが、それはあとにしよう。食用可能かどうかはモアさんに確認だ。
その後はさほど休憩も挟まず歩き続けた。よくも体がもつものだ。
そのうちに頂上からなだらかに拡がる裾野のような場所が見えてきた。
この景色は・・・『カール』か?公爵の言っていた『大棚』とはこのことなのかもしれない。
これがあるということは、大昔はこの世界にも氷河期があったということになる。
低木があちらこちらに生えている。遠くには雪が残っていた。万年雪だろう。
「ん?」
カールの景色の一端に切り立った崖が見えた。カールのきわからそのまま山の頂上へ伸びている。
この崖のところに、景色にそぐわない大きな黒い『穴』が開いていた。
遠くからでもわかるほど大きいものだ。
「まさか・・・」
龍というものがどれほど大きいものかはわからないけど、穴の大きさを考えればワイバーンなど比ではないかもしれない。
その穴に向かって歩を進め、辿り着く。
洞窟の奥は暗く、松明の明かりがないと進めない。
太めの木を探して手に持つと、その先端に火を点けた。
乾いているからなのか元々油を含んだものだったのかは定かでないが、勢いよく燃え盛った。
しかし、この洞窟からは妙な気配を感じる。
まとわりつくような、ずっと居たくないような・・・。
それでも意を決して入ってみた。
洞窟の中はジメジメとしていて、空気が肌にまとわりつくようだ。
陽に照らされていないせいか、湿気が多いこととあわせてひんやりとしている。
さっきのまとわりつくような嫌な感じはこの湿気のせいではないと思うのだけど・・・。
この暗い洞窟を歩いていて一番心配なことと言えば、この洞窟はワイバーンのねぐらではないのか、という点。『わーい、龍だ♪』と思って近づいたらワイバーンだった、というオチがないことを祈りつつ、俺は歩き続けた。
気付いたことと言えば、洞窟だからもっとゴツゴツしているのかと思いきや、意外や意外、平坦な道が続いているものだからサクサク進んでしまうということ。
大きな石など見当たらず、小石ばかりだ。
まるでここを歩いてほしいからわざとそうしたかのような・・・。
数分ほど歩いた先に、それは有った。
――――忌避結界・・・。
しかも強力なやつだ。洞窟の外で感じた気配はこれだったのか・・・。
仮にワイバーンの攻撃をかいくぐってここに辿り着いたとしても、この忌避結界の前では洞窟に入るのもままならないだろう。
俺は気にせず忌避結界に入り込む。もちろん結界を壊すようなことはしない。
そのまま歩き続けることこれまた数分。
大きいドームのような場所に辿り着いた。不思議と空間がぼんやりと明るい。ここで行き止まりであると思われる。
その証拠に、目的のものが鎮座していた。
あれが青龍か―――
翼を下ろし、巨頭も下ろして静かにこちらを覗っている。
俺の到着はすでにお察しのようにも思えた。
俺は恐る恐る近づいてみた。
青龍は微動だにしない。
松明の炎に揺れてみえるその巨体は、名のとおり青いうろこ状のもので覆われていた。
残り5メートルほどのところで、初めて龍が前足に力を入れて上体を起こした。突然のことに俺は歩みを止め、巨頭を見上げた。
「青龍・・・ですか」
喉奥からの唸り声が聞こえた。
『待っていた・・・』
おお!喋る!!
「あなたに礼を言いたくて来ました」
『・・・それは本当か』
「はい。もちろんです」
『・・・カフィンとやらにうつつを抜かしておったくせに』
バレてるぅうううん!!!
「それはまぁ・・・諸事情がございまして・・・」
『ふん、まぁよい・・・』
ほっ・・・。
『刀を出せ・・・』
「刀・・・」
この世界に来て初めて他人から『刀』と言われた。
俺は刀を抜き、差し出した。
『それを我に投げろ』
「了解です」
面白い龍だ。これを投げて何か意味があるのだろうか。
ちゃんと届くかわからないので魔力循環を施し、力いっぱい投げた。
「どええええええい!!!」
ドスッ、という鈍い音とともに、刀が龍の額に刺さった。
・・・・・刺さった!?
『ぐぅおおおおおおおおお!!!』
「だだだだだ、大丈夫ですかぁ!!!」
『ぐぅおおおおおおおおお!!!』
青龍は大きく首を動かすと、刺さっていた刀が抜けて、俺の目の前に落ちてきた。
『おのれぇえええええ!!!我を殺す気だなぁ!!!』
「えええええええええ!!!違いますぅ!!!投げろって言ったのはあなたです!!!」
『刺せとは一言も言っておらん!!!』
「ちょっと力んじゃっただけですから!」
『気が変わった!!貴様を血祭りに上げてくれようぞ!!』
龍がその口を大きく開けたと思ったら、何やら光が集約して―――
あ、ゲームで見たことがある。こういうときって『ドラゴンブレス』とかいう凄いやつを―――
・・・。
逃げろぉおお!!!
魔力循環最大。渾身の力で地面を蹴り上げてドームの端へ走り、すぐさま方向転換した。
横目で龍の口を見た瞬間、俺の走ったあとを追いかけるように白い何かが近づいてきた。
端的に言うならばレーザーによく似ている。
・・・当たらなければどうということはない!!
『おのれ・・・ちょこまかと!!』
一旦止んで文句を発したと思いきや、再びブレスが迫った。
俺はとにかく走った。
しかし、ドーム内の端をずっと走っているだけでは・・・
やっぱり!!くるりと転回されて今度は俺の目の前にブレスが!!
咄嗟に横に跳躍して青龍に近づいた。
近づいたおかげでブレスは止まったが、突如として目の前に黒い物体が――――
「がばっ!!!」
なにがなんだか・・・たたきつけ・・・られた・・・
『人間風情がこの私を殺そうなど・・・』
やべ・・・ほねがぜんぶ・・・いってる・・・
『骨の髄まで粉々にしてくれる・・・』
かべ・・・かべにはまってるのか・・・おきなくちゃ・・・ちがう・・・かいふく・・・
回復!!
『むぅ!!』
俺の体がまばゆい閃光に包まれ、そしてそれが消える頃にはすべての傷が癒えていた。
「あっぶねぇ~・・・」
『おのれ・・・回復魔法か・・・』
「あなたがくれた加護のおかげで使えるようになったんですよ。だからその礼にも―――」
『ごちゃごちゃと五月蠅い!!』
叩きつけられた壁から抜け出した瞬間、再び襲ってきた黒い物体。
―――龍の尾だ!
さっきは突然のことでわからなかったが、見えればこっちのものだ。速さがあるとはいえ、しなりを考えれば動きはおおよそ・・・。
『ふん!』
龍はとどめのつもりだろうがそうはいかない。俺は青龍の刀、『黒迅青龍刀』を手にその尾のしなり攻撃を止めた。
『なにっ!!』
龍は何度も俺に尾をブチ当てる。俺はそのたびに体を張り刀身をもって受け止めた。
何度も何度も受け止めるうちに、俺のなかで ある感情が芽生えた。
いらいら。
礼を言いたいと言っているのにこの仕打ち。
来いと言われたから来たのにこの仕打ち。
ごめんと謝っているのにこの仕打ち。
ここまでやってきてそれはないだろう・・・。
激しくぶつかる尾の攻撃の何度目かを受け止めた瞬間、俺の中でブチ切れた。
尾の攻撃を弾き返した刹那、俺は龍に駆けだした。
龍がなにやら言っていたが気にしない。
刀を左に持ちかえて拳を握り、魔力を集めた。
魔物にしかやらないと決めておいた『魔力パンチ』。モアさんに当てたときは手加減したが、こいつにはその必要性はないだろう。
だって龍というからにはきっと最強だろ?
だったら持てる魔力の最大限、もてる魔力循環の最大限をこの拳に集約する。
『なにを―――』
その声が届いた瞬間、龍の脇に取り付いた俺は持てるすべての力とありったけの魔力でその土手っ腹に『魔力パンチ』をお見舞いした。
「でぇえええええええあああ!!!」
龍の腹を突き刺すほどの勢いで殴ると、ありえないほどぐにゃりと歪にひしゃげた。
『がぁばぁああああああああああ!!!』
もう一度!!
鈍い音を立てて腹がさらにえぐれた。
『げぇえええええええええええええ!!』
さぁもう一発!!・・・と思ったら、龍の体が地面を揺らして倒れてしまった。
あれ・・・?もしもーし・・・?
「あの・・・青龍さん・・・?」
あ、やべ・・・退治しちゃった・・・。
俺は慌ててフル・ケアを何度も青龍に浴びせた。
戻って来てくれ!!
『う・・・うぅ・・・』
「よかった、意識が戻った」
『人間風情に・・・負けた・・・』
「負けたとかそんなことどうでもいいんです。礼を言いたいと言っているのに無用な攻撃を仕掛けないでください。俺も不用意に刀を投げて刺してしまってすみません。だからこれでチャラにしませんか?」
『・・・』
龍はゆっくりと上体を起こすと、俺をじっと見つめた。
「な・・・なんでしょう・・・」
『もう一度刀を投げろ。今度は優しくな』
「はい・・・」
俺は言われたとおり、今度はちゃんと優しく投げた。
すると龍は放り投げたその刀をパクリと口にくわえると、ゴックンと音を立てて飲み込んでしまった!
『・・・ふむ・・・よく使いこんだものだ・・・。数多の者達と交わしたのだな』
「えぇ・・・まぁ・・・」
『我のかけらを再び刀に入れ込む。今度は特別にとびきりだ』
「おぉ、リミテッドエディション・・・」
すると、青龍の体が青白く輝きはじめた。
耳をつんざくほどの雄叫びをあげると、その輝きはすぐに消えた。
『持っていけ』
口から放り出された刀を見ると、飲み込まれる前に比べてさほど変わりがないように思える。
『剣技に溺れぬようその身を研ぎ澄ませ。さすればさらにそなたの力も引き出されるだろう』
「ありがとうございます」
俺は深々と頭を下げた。
『そういえば、そなたから直々に名を聞いておらん』
「あぁ・・・申し遅れました、ジンイチローと申します」
『ジンイチロー・・・もっと近くに寄れ』
「はぁ・・・」
龍に近づくとその巨頭が俺の体をすんすんと嗅ぎ、何やらスリスリしはじめた。
『我には名がない』
「え?青龍というのが名前ではないのですか」
『それは属名だ。我には名がないのだ。頼みがある。我に名をくれ』
「名前を・・・」
どうしよう・・・。これまで幾多もあった頼みごとの中で一番難しいかも・・・。
俺、センスないしなぁ・・・。
『迷うか・・・ならばこの姿であれば考え得るか』
青龍がそう話した刹那、目を開けていられないほどのまばゆい光がその体から発せられた!
瞼を閉じても入り込む光に、俺は思わず体をよじって瞼に腕を当てた。
やがて光が収まったのか、おそるおそる体を戻しつつも瞼に当てていた腕を下ろしてそれを開ける。
視界の中に、白い着物を来た黒髪の女性が立っていた。
「この姿ならどうだ。名を決められそうか」
長い黒髪は腰まで伸び、白い着物と違わぬほどの白い肌がはだけた着物の前裾からのぞいていた。
黒髪ではあっても日本人とは違う、どことなくどこかの国とのハーフを彷彿とさせる美しい顔立ちだ。
「ふふ、見惚れたであろう?ささ、名をくれ」
「あ・・・うん・・・」
そういえば・・・俺は大学の頃必須科目で外国語授業でイタリア語を取っていた。ほとんど話せないのは当時も今も変わらないが、綺麗な響きだと感じた言葉があった。
foglia―――『葉』の意味だ。
これを思い出したのは、刀を飲み込んで体が発行した時のこと。カフィンの葉が風に揺られて煌めいたときに見た景色を思い出したのだ。
「フォーリア・・・青龍の煌めきが若い木々の葉と・・・カフィンの葉の煌めきと重なったんだ。そこから君の名を決めた。君は、フォーリアだ」
「我の名は・・・フォーリア・・・」
『フォーリア』はうずくまり、名の響きを受け止めていた。
「我が名はフォーリア。決めたぞジンイチロー。我はそなたとともに歩むことに決めた!」
「えっ?」
「フォーリアは、ジンイチローの子を成すことに決めた!!」
ええええええええええええええっ!!!
いつもありがとうございます。
次回予定は12/20です。
よろしくお願いします。




