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ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜  作者: クズ吉(くずよし)
2014シーズン編

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第65話 両手に花

 2014年8月


 ピンポーン!


 「あっ!茉那ちゃん来たかな?はーい」


 「神田茉那です」


 インターホンの受話器越しに茉那の声がする。


 「はーい今出まーす」


 望結がそう言って玄関に向かう。


 俺もその後を追った。


 今日は茉那と望結と一緒に望結の家で過ごす日だ。


 茉那と望結は夏休みに入っており、今日は茉那の部活も望結の美術予備校もない、そして俺が練習休みというラッキーな日となっている。


 なぜ茉那が1人で俺の後から望結の家に来たかと言うと…


 俺と一緒に茉那が望結の家まで来ると、紗那を始めとして色んな人に俺達の関係がバレてしまうからだ。


 なので前もって望結の家を集合場所として、時間差を作って望結の家にお邪魔することにした。


 望結とはこの間二人で会う日を設けた上で、茉那と復縁したことを説明し、茉那を連れてきてもいいかを聞いてOKをもらった。


 「いらっしゃい。どうぞー」


 「お邪魔します」


 望結が玄関のドアを開けて茉那を出迎える。


 「茉那、1年ぶりで1回来ただけなのに望結の家よく覚えてたね」


 「昨日一応下見というかもう1回お家の前まで来たんだよ」


 「そうだったのか。偉いな茉那は」


 俺も玄関で茉那を出迎え、茉那の被っている帽子越しに彼女の頭を撫でる。


 「おーい?リビングにおいで〜」


 「はーい、いこっか茉那」


 「うん!」


 望結はいつの間にかリビングに移動して茉那の分のお茶を準備していた。


 「茉那ちゃん暑かったでしょー?冷たいお茶あるから飲んでね」


 「ありがとうございます。望結さん」


 「タメ口とちゃん付けでいいよ。歳もそんなに離れてないんだし」


 「…分かった。じゃあ望結ちゃんって呼ぶね」


 望結は茉那に友好的に接してくれている。


 茉那と復縁すると望結に言った時、彼女は「大雅君と二人きりのカップルになるのはもう期待してないから平気」と言っていた。


 険悪な仲になるよりかはよっぽどいいな。


 「涼んだら二人とも俺の両側においで」


 「まだ暑ーい!」

 

 茉那が言う。


 「涼んだらでいいってば」



 ・・・・・・・


 

 「もういいよ大雅お兄ちゃん!」


 茉那が俺の隣に座り密着してくる。


 また成長したか?


 「望結の前だったらお兄ちゃんでいいよ」


 「分かったお兄ちゃん」


 俺は茉那に呼び方を変えるよう伝えた。


 「え?二人の時はお兄ちゃんって呼ばせてるの?」


 「うん」


 望結が茉那のお兄ちゃん呼びに驚いている。


 「ヘンタイだねぇ大雅君は…」

 

 「まぁ…いいじゃないか。ほら望結もおいで」

 

 「はーい」


 ぎゅっ…


 望結も俺の隣に来て俺に抱きつく。


 望結と茉那、美少女二人。


 両手に花だ。


 「二人とも俺のほっぺに同時にキスして」


 「はいはい、茉那ちゃんいくよーせーの」


 ちゅっ…


 美少女二人が俺の両頬にキスをする。


 俺はこの行為が本当に好きである。


 「はぁ…幸せだ…」


 その後も俺達は3人で過ごす時間を楽しんだ。

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