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ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜  作者: クズ吉(くずよし)
2014シーズン編

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第64話 Nリーグ再開

 2014年 7月 愛知県


 今日はNリーグのW杯中断期間を終えて最初の試合。


 Nリーグ2014第15節徳島ヴィヴァーチェ戦だ。


 今日は豊田スポーツアレナでの試合だが、観客の数は…


 ぱっと見満員に近いのではないだろうか!


 来場者数の増加の要因の一つはやはり俺のW杯での活躍があげられるだろう。


 数日前2014W杯は閉幕し、俺は得点王と最優秀若手選手賞を受賞した。


 そのニュースはメディアでも大きく取り上げられた。


 よって俺と名古屋アハトに対する世間の関心もより集まっている事だろう。


 日本はW杯が終わってもサッカーフィーバー継続中だ。


 特にクラウチ大雅のプレーを生で見てみたいという気運が高まっている。


 何故そんな事が分かるかと言うと、俺は暇さえあればTmitterでエゴサーチをしているからだ。


 名古屋アハトのサポーターじゃなくてもアウェイ戦の時に見に行きたいという呟きを結構見るので、Nリーグ全体に貢献出来るのではないか。


 ただTmitterで観測できる範囲はネットユーザーだけなので、実際にスタジアムに足を運んでくれた人が皆俺目当てかは分からない。


 例えば名古屋アハトがN1リーグ最下位でそれでもW杯後に来場者数が増加してるなら、自信を持って「俺のおかげです!」と言えるかもしれない。


 しかし名古屋アハトはW杯中断期間を1位で過ごした。


 内容的には14節終了時点で、10勝2分け2敗で勝ち点32。2位の浦和ロートには勝ち点6分差をつけている。


 なので来場者の中には名古屋アハトの調子がいいので見に来たという人も多くいるだろう。


 結局のところ俺に分かるのはスタジアムの来場者数がいつもより明らかに多いということだけだ。

 

 来場者数の多さは結構やる気につながる。


 もちろんスタジアムがガラガラだとしても一生懸命プレーするが、ゴールしたり勝利した時に喜んでくれる人が多い方が幸福を感じやすいのだ。


 俺ももうプロ契約した身としてきっちりお客さんを喜ばせなければならない。


 そうだ。プロ契約といえば…


 プロ契約締結記者会見の次の日にクラブから連絡があって、複数のスパイクメーカーから取り次ぎを頼まれてるから、契約するならしてくれみたいなことを言われた。


 元々今シーズンが始まってからスパイクメーカー各社の俺へのアプローチは激しくなっていた。


 しかし俺はプロ契約をするまではどこのスパイクメーカーとも契約を結ばないと各社に伝えてきた。


 プロ契約の前に契約すると青田買いされて低い契約金を提示してくる気がして嫌だったからだ。


 そんなわけでプロ契約締結をした今、こぞって各社が俺とスパイクの契約を結ぼうとしているが、俺にとっては中々良いタイミングではないだろうか。


 なにせ俺はN1リーグ得点ランキング1位で現在N1リーグ1位のクラブに所属している。 


 さらにW杯の得点王と最優秀若手選手賞を受賞した日本代表選手でもある。


 自分で言うのもなんだが、今俺は日本のスポーツ界で最も注目されていると断言して良い。


 そんな選手と契約を結ぼうとするメーカー各社はさぞ良い契約条件を用意していることだろう。


 しっかり比較して一番良い条件を提示してくれる会社と契約したいと思う。


 さて、そろそろ試合が始まる…



 ・・・・・


 

 ピッピッピッー!


 試合終了の笛が鳴った。


 試合結果は…


 名古屋2-0徳島


 俺は今日も1点ゴールを決めて、なんとか俺目当てのお客さんに格好つけることが出来た。


 これからもスタジアムが毎試合満員だと良いな。


 そのためには名古屋アハトが強いチームであるとともに俺自身が活躍する必要がある。


 プレッシャーはW杯前よりも期待されている分増えた。


 それでも俺はやるしかない。


 名古屋アハトのファンサポーターだけでなく、俺個人を応援してくれる人のためにも。


 やるしかないんだ。

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