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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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のんびりと過ごしたいんだよね

スタンピードが起きてから3日目の朝・・・何故かアンセルフィディアに戻っていたルナが珍しく険しい顔で【大いなる大地】のスタンピードを抑える為の拠点に戻って来た。


「エミリア様」


そう声を掛けられ振り返ると険しい顔のルナが治療の手伝いをしていた私の後に立っていた。


「お帰りルナ・・・どうしたの?なんか珍しくご機嫌な斜めだね?」


不機嫌・・・と言うより何かに怒ってるって感じなんだけど何かあったのかな?と首を傾げているとルナが話を続ける。


「あれはいったい何ですか?しかもアリスの傍において」


ん?


「ん?『あれ』って?何の事?」


ルナが何が言いたいのか分からずにそう口にするとルナが話を続ける。


「アリスと一緒に居るラムリアとよばれてるやつです」


あ!そう言えば【自由の翼】の皆にその事を言ってなかった!!そりゃ帰ったら子犬がいるとか驚くよね!!


「あの子は私がアンセルフィディアに帰ってる途中で怪我をしてるのを見つけてさ、放っておけないから治療した後に連れて帰ったんだ。その後に私達と暮らす事にしたんだ」


私がそう言うとルナが真剣な顔のまま口を開く。


「もしかしてエミリア様は気がついておられないのですか?」


「ん?気が付いてない?何に?」


え?なに?私なんか見逃してた?と首を傾げるとルナが深い・・・とても深い溜息をついた後に話を続ける。


「あのラムリアと呼ばれてるものは多分魔物です」


・・・・・・・・は?


「え?あの子犬が・・魔物?・・・まっさかぁ!!ルナの勘違いでしょ」


ルナの言葉に驚きそう言うとルナが真剣な顔で首を左右に振る。


「あのように吠える犬はいませんし額に角があるみたいなのです、私達が【大いなる大地】で戦っていたウルフ系の魔物だと思われます」


確かにスピードドッグやフォレストウルフって体毛が白いけど・・・・・え?本当にラムリアって魔物なの?もしかしてスタンピードでダンジョンから出て来た時に怪我をしてあそこにいいたって事?


「え?でも私達を襲ってこないよ?・・・あ!一度噛みつかれたけどあの時は怪我して気がたってたからだし、何よりあの子物凄く賢いんだよ?」


「それは見てわかりましたがいつ私達に牙をむくかわかりません」


私はそん言葉に首を左右に振る。


「あの子はそんな事はしないよ、優しい子だよ?」


私とアリスには物凄く懐いてくれたしね。


「ルナに襲い掛かって来たの?」


そう聞くとルナが首を左右に振る。


「すぐに魔物と判って警戒したのが伝わったのでしょう・・・距離を取られました」


やっぱりあの子物凄く頭いいよね?


「仲良くしてあげて欲しいな、私はあの子も家族として接するつもりだからね」


私がそう言うとルナが少し考えてから頷く。


「畏まりました仲良くなれるように努力します」


努力って・・・本当に真面目だなぁルナは。


「それでスタンピードのほうがどうですか?」


ルナがそう着て来たので私は少し考えてから口を開いた。


「初日程多くは出て来てないかな?怪我人も減って来たしもしかしたらもう少しで終わるかも」


まだSランカーであるアイナさんやAランクパーティーも残ってくれてるのでもうそれほど脅威は感じなくなってきた。


「早く終わって欲しいね」


早く終わらせてアリスと一緒にのんびりと過ごしたいんだよね。




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