指示を
何んちゃて医療なので生暖かい目で見守ってくださいW
ライオの言葉に驚くアイナさんを見ながらライオは話を続ける。
「俺達も付き合わせてもらおう・・・足をお引っ張るつもりは無いから安心してくれ」
アイナさんはライオの言葉に少し驚いた顔をしてそれから微笑み頷く。
「それは心強いわ・・行きましょうか」
ルナがアイナさんの言葉に真剣な顔で頷きそれから私に視線をむける。
「エミリア様は運ばれてくる怪我人の治療を」
私はその言葉に頷く。
「分かってる、そのほうが役に立つからね、皆も怪我をしない容易に頑張って1もちろんアイナさんも!強くても怪我はするんだよ?本当に気をつけてね!」
そう言うとアイナさんが微笑みながら頷く。
「ええ分かってるわ、また後でゆっくりとお話をしましょう」
「うん、いってらっしゃい」
私は皆が【大いなる大地】に向かって行くのを見送り・・・それから休憩を切り上げ怪我人が寝かされているテントへと移動し治療の手伝いを再開した。
「そこの貴女!手伝って!」
怪我人の傷の手当を終えて包帯を巻いていると後ろからそう声を掛けられて振り返ると青い髪をショートカットにした30代の女性が運ばれて来た意識を失った重傷者の前に立ち私を見ていたので私はその女性に接近し口を開く。
「指示を」
余計な言葉は時間の無駄と理解しているからそう口にすると女性は真剣な顔で私を見ながら口を開く。
「綺麗な布を10枚と道具を消毒したいから熱湯を・・・あ!やっぱり桶二つにわけて熱湯を持って来て!それとスリーサス草とムレッサ層の乾物もあるはずだからそれを」
私は頷き近くにいるギルド員に声を掛け言われた物の調達を頼む。
因みにスリーサス草とムレッサ草を乾かして粉末状にした後に合わせてお湯で溶かして飲むと深い眠りにつきある程度痛覚が麻痺するっていう物が出来る。
医者は必ず手術をする時にそれを使う事からさっき私に声を掛けて来た女性が医者である事がわかる。
用意された物の確認をし者が多いのでギルド員と一緒にさっき声を掛けて来た女性の元に行くともう女性は重傷者の衣服をはぎ取りいつでも始められるようにしていた。
「まずは桶の1つを私に貸して、道具を煮沸消毒する、それともう一つの熱湯に布を入れて」
女性の指示に従い熱湯の入った桶の1つを女性に渡しもう一つの桶に綺麗な布を入れる。
女性がそれを見て頷いた後にスリーサス草とムレッサ草が勝った物をぬるいお湯が入っているカップに入れ溶かした後に一気に煽り口に含むと重傷者の口に自分の口を合わせ暫くして口を離し用意されていた水で口の中をゆすぐ。
「その布はもう大丈夫だから樽から取り出して絞った後に傷口を慎重に拭いて頂だい」
腹部に巻いてある包帯を解きながらそう言って来たので私は頷く。
まだ熱いけど今は時間との勝負なので我慢し布を絞り慎重に傷口を拭いて行く。
「これは・・・・・」
傷口は腹部ではなくわき腹辺りに噛み傷があり何本か魔物の牙が刺さったままの状態だった。
「牙を抜かなかったのは正解ね・・・抜いていたら出血しすぎて終わりだったわ」
残っている牙はかなり太く臓器も傷ついていると思われる。
「そろそろいいわね・・・始めるわ」
そう言って熱湯に浸してある小型の刃物をお湯の中から取り出し水分を拭きとった後に女性は重傷者に小型の刃物を向け・・・そして牙を取り除き臓器の傷を塞ぐ手術が始まった。
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