私変な事言ってないよね
「すいません!戦える人は手伝ってください!」
私が治療の手伝いをしている眼鏡ギルド員がそう大声で周囲にいる人達に声を掛けここに居る全員が注目する。
注目されたのを確認した眼鏡ギルド員が真剣な顔で話を続ける。
「今戦っている人達を交代で休憩させたいのでお力を貸していただけないでしょうか?人数に上限は無いので戦える方はぜひお願いします!」
まあSランクやAランクの人達だって疲れるから休憩は必要だよね、それに疲れてSランクやAランクの人達がやられるなんて事になったら最悪アンセルフィディアにまで被害が出るからね。
そう思い手当している人を終わらせて立ち上がると後ろから肩を掴まれ振り返るとライオが私を真剣な顔で見ていた。
「あれ?いつの間に?」
そう聞くとライオが周囲を軽く見て口を開く。
「他の奴等も治療を手伝っていた、まあそれはともかくお嬢はこのまま治療を手伝っていてくれ。俺達が戦いに行ってくる」
「でも」
私が続きを言おうとするとライオが首を左右に振理話を続ける。
「お嬢には専門知識がある、ここに残って怪我人を助けてやってくれ」
そう言われると私は残るしかないじゃない!まあ確かに残って治療を手伝ったほうが役に立つわね。
「わかったよ、でも皆怪我とかしないようにね?死んだら怒るよ?もしかしたら泣くかもしれないよ?」
私がそう言うとライオが苦笑する。
「そうならないように頑張るさ」
なら良し!!と思っていると背中が軽く叩かれ振り返るとアイアとケーシーとルナが微笑みながら立っていた。
「私もエミリアを泣かせないように帰ってくるから安心して」
「だな、俺達は今日パーティーに加えてもらったばかりだからな、パーティーリーダーを泣かせるような事はしないと誓おう」
「私が帰ってこなかったらエミリア様のお世話は誰がするのですか?ですからキチンと帰ってきますのでご安心を」
皆の言葉に胸が熱くなり頷いた後に・・・ん?と首を傾げる。
「ん?ねえアイア?」
私の言葉を受け首を傾げるアイアに視線を向けて話を続ける。
「パーティーリーダーって何?」
え?何で皆して驚いてるの?私変な事言ってないよね?
「お嬢・・・」
え?何でそんなに深い溜息をつくのライオ?
「エミリア様・・・私達は貴女がパーティーリーダーだと認識していたのですが?」
ルナ?何でそんな可哀想な者を見る目で見てるのねえ?
「俺達もそう思ってパーティー加入をエミリアに伝えたんだが?」
・・・・あ!確かにアイア達は私に言って来てた!
「え?でも一番強いライオがリーダーになるべきじゃないの?」
だって命のやり取りがある事なんだから一番強い人がなるべきじゃないの?私この中で一番弱いと思うよ?と思いそう言うと何故か全員が深い溜息をつく。
「お嬢・・・確かにお嬢の言う通り一番強い奴がパーティーリーダーになってるパーティーもある、でも俺は一番信用できるお嬢がリーダーであるべきだと思ってる」
ライオの言葉にルナが頷く。
「私もライオと同じ考えです。私はエミリア様の命にしか従いたくありません」
そう言うとアイアが真剣な顔で頷く。
「俺はエミリアの行動を見て信用できると思ってこのパーティーに入ったんだ」
「そうよ?私達兄妹はエミリアと一緒に戦いたいと思ってパーティーに入ったの!って事で全員一致で貴女がパーティーリーダーよ?異論は認めないわ!!」
私が同意してないから全員一致じゃないんじゃないのかな?
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