見つけたので駆け寄った
あれ?いつものルナに戻った?とホッとしているとライオがケニーとミュラーに視線を向けて話を続ける。
「お嬢はお前達と同い年なのは確かだ、落ち着いて見えるのは・・・まあ・・・性格だと思ってくれていい、それと強さに関してはお嬢は幼い頃より探索者になる為に鍛えて得た力だ」
まあ家出を決めた時から鍛え始めたからね。
「なるほど・・・」
2人は納得した顔になり頷いた。
「あの・・・・・」
ケニーとミュラーと話していたらケニーとミュラーの後から同年代の探索者達が恐る恐るという感じで見知らぬ人達がそう声を掛けて来た。
「ん?」
私が首を傾げたのを見て声を掛けて来た男性探索者が口を開き声を出そうとした時・・・離れた場所から叫ぶように『魔物が出てきた!!』と聞こえ私達全員が声が聞こえた方向・・・ダンジョンの入口がある洞穴の方向に視線を向けると洞穴から20匹くらいのスピードドッグの群れが出て来た所だった。
私達はそれを見て各々の武器を手に取る。
「まさかもう始まった?」
ダンジョンから魔物が出て来るって事は【スタンピード】の始まりを意味している。
「でしょうね・・・えっと・・」
ケーシーは周囲を見渡してから1人の男性に駆け寄った。
「貴方・・ギルド員よね?予備の武器の中に矢があるはずよね?わけて!!」
私達はさっきまでダンジョンで戦っていてケーシーの矢はかなり使っていたんだろう。
声を掛けられた男性は頷きどこかに走っていた。
それを見送った後にケーシーが戻ってきたろ所で更にホーンラビットの群れが出て来るのが見えた。
「んじゃ行こうか」
私達は先に戦っている探索者と共に戦う為にケーシーを残して走り出す。
「今の矢の残りは10本!打ち終わったら矢が届き次第後方から打ちまくるわ!!」
その言葉を背に私達は戦闘を開始する。
「おらぁ!」
先に魔物と戦っている男性探索者がスピードドッグと戦っていたので私はブンブンちゃんを握り駆け寄りながら口を開く。
「私達も参戦します!」
いきなり駆け寄って敵の間違われて攻撃されるのは嫌だったのでそう言いながら参戦し私達も戦いに参加し次々に出て来る魔物を倒していく。
「思ったより勢いがないね」
ホーンラビットを倒しそう呟くと隣でスピードドッグを切り倒したライオが真剣な顔で頷く。
「【大いなる大地】の出入り口はかなり狭かったし目の前の洞穴の出入り口も狭いだろう?だからだ」
あ・・そう言う事ね!魔物からすれば出口が狭いから出るに出れないって事なのね!
「今の所低レベルの魔物しか出てきてないからってのもあるだろうな」
アイアも私達の話に参加してきた。
「ん?どういう事?」
意味が分からずに首を傾げるとアイアが洞穴を見ながら話を続ける。
「今の所5階層までの魔物しか見かけてないだろう?」
あ!確かに!!
「もう少ししたら5階層より下の魔物が出てくると思うぞ?、そうすればもう少し勢いも強くなるんじゃないのか?」
って事は。
「ごめん、少し離れる」
私はそう言って戦線を離脱し離れた場所になる点とへと向かい帰って来た時に話した眼鏡ギルド員を探し・・・見つけたので駆け寄った。
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