私は仲間に恵まれてる
眼鏡ギルド員の勧めを聞き少し考え眼鏡ギルド員の提案に甘える事にした。
「わかった、そうさせてもらうね」
私達は一息つく為にその休憩所へと行こうと歩き出そうとすると後ろからもう聞き慣れた声・・モッツアが声をかけて来た。
「エミリアさん」
そう声を掛けられ振り向くとモッツア、レラット、ダッカルの3人が【自由の翼】の全員を見渡した後に揃って頭を下げる。
「貴女達のお陰で無事にダンジョンから出る事が出来ました!ありがとうございます!!」
モッツアがそう言うと残りの2人も『ありがとうございます!!』と口にし動かなくなる。
私はそれを見て苦笑する。
「無事に出れて良かったよ、これからも仕事をする時に会うと思うから気兼ねなく話しかけてね」
私がそう言うと何故か3人供嬉しそうな顔になり目をキラキラさせる。
「ん?どうしたの?」
なんでそんなに嬉しそうのかな?と首を傾げそう聞くと3人供思いっきり首を左右に振る。
「いいえ!何でもないです!!では俺達はこれで!!ありがとうございました!」
「「ありがとうございました!!」」
ん?何でそんなに慌てて走って行くの?ここで一緒に休めばいいいじゃん?と思っていると何故か後ろにいる【自由の翼】のメンバー全員が深い溜息をつく。
「わかりやすいのに判らないとか・・・流石だな」
アイアがそう言うとライオが苦笑する。
「まあ・・・お嬢だしな」
「ええ・・・流石エミリア様です」
「見てて楽しいわね」
何?私何かやった?え?振り返り皆を見ても何故か全員に生暖かい視線を向けられるだけだった。
「ふぅ・・・・・」
椅子に座ると自然と口にすると隣にいるルナが『クスクス』と笑う。
「仕方ないじゃんあれでも緊張してたんだから」
襲ってくる魔物は大したことは無かったけどもしかしたら【スタンピード】が起きるかもしれないと思ってたけど顔には出さないようにいてたんだ。
「皆も危険な事に付き合わせて悪かったね」
私の我が儘で付き合わせたからしっかりと謝らないと!!と思い全員に向かい頭を下げる。
「お嬢は自分のすきな事をすればいい、俺はそれに付き合うだけだ」
「その通りです、貴女は貴女の思う事をしてください」
ライオとルナが真剣な顔でそう言って来るとアイアがライオとルナを見て肩を竦める。
「かたっ苦しいなお前等・・・素直に『仲間なんだから付き合って当然』と言ったらいいのに」
アイアの言葉にケーシーが笑いながら頷く。
「確かに行くと決めたのはエミリアよ?でもついて行くと決めたのは私達自身よ、だから謝らなくていいの。そこは謝るんじゃなくて『一緒に来てくれてありがとう』ってお礼するのがいいと思うわ」
・・・・そうだね。
「皆付き合ってくれてありがとう!!皆のお陰で怪我無くダンジョンから出れたよ」
家出をする時も思ったけど私は仲間に恵まれてるな・・・と心から思った。
「あの・・・・・・」
座ってから皆と話していたら私と同年代の2人の女性探索者が私達に声を掛けて来て私が視線を向けると2人揃って頭を下げて来た。
「へ?え?なに?どうしたの?」
いきなり2人に頭を下げられ驚いていると頭を下げている女性探索者の1人が頭を下げたまま口を開く。
「助けて頂いてありがとうございました」
・・・・・ん?どういう事?私この人達助けたっけ?と思って首を傾げていたらルナが苦笑する。
「エミリア様・・・彼女達は私が地上まで送り届けた人達ですよ」
・・・あ!!あの子達か!!と思い出し立ち上がり微笑む。
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