そんな気がしてたんだよね
フォレストウルフの群れとの戦いがはじまって20分・・・私達は怪我をする事も無く戦闘を終える事が出来た。
「すげえぇ」
私達に守られながら私達の戦いを見ていたモッツア達全員がキラキラした目で私達を見ながらそう呟くのを聞き視線を向け首を傾げる。
「誰でもこれくらいは出来るでしょ?」
と言ってもアイアとケーシーが【自由の翼】に入ってくれてるからかなり戦闘が楽になったんだけどね。
「いやいやいや!!!絶対に『誰でもこれくらいはできる」レベルじゃないから!!」
モッツアが首を左右に振りそう言うとその隣のレラットとダッカルが私達をキラキラした目で見ながら何度も頷いてる。
「それじゃあ早く地上に戻ろう」
ここで長話もなんだからさっさと地上に戻って一息つきたい!って事でフォレストウルフを全滅させたことで現れた【ゲート】を使い地上に戻った。
【ゲート】を使いダンジョンの入口がある洞穴の中へと移動した後に私達はすぐに地上へとでた。
「流石に動きが早いね」
洞穴を出て目に入ったの歩いて30分位の距離に多くのテントが立てられておりかなりの数の探索者達が待機している光景だった。
私がケーシーに頼んで外にいるギルドが出している馬車の御者さんにダンジョンの以上を伝えてもらってからおよそ3時間・・・ギルドは【スタンピード】という最悪を考えて探索者達を送って来たのだろう。
私達はそのテントが立てられてる場所に向かい歩き出した。
そんな中3人のギルドの制服を着た男性がテントに向かい歩いて行く私達目指して走ってくるのが見えた。
「ご苦労様」
駆け寄ってくるギルド員に私がそう声を掛けると3人の中の1人の眼鏡をかけた神経質そうな男性が私に視線を向ける。
「お怪我はありませんか?」
どうやらこの状況のなかで問題のダンジョンから出て来た私達を心配してくれたらしい。
「大丈夫です。、あ!私が通報したパーティーです、気になって5階まで調べてきましたよ」
私がそう言うとギルド員達は心配顔から真剣な顔になり私を見て来たので私は懐から回収したギルドカードをギルド員に差し出す。
「・・・・・これは?」
眼鏡をかけたギルド員がギルドカードを睨むように見ながらそう聞いて来たので私は目を逸らさずに口を開く。
「5階まで調べた時に見つける事が出来た被害者のギルドカードです、流石に遺体を回収するのは無理だったので」
私の言葉に眼鏡ギルド員は目を見開き・・・そして私からギルドカードを受け取る。
「それで状況なんだけど1階から魔物が多い時で10匹・・少ない時には3匹くらいで襲って来た。4階にいたっては少ない時にも10匹前後だったよ」
「・・・・確かにそれは異常ですね」
眼鏡をくいっと上げながらそう呟く眼鏡ギルド員を見ながら私は話を続ける。
「5階の階層ボスにいたってはフォレストウルフが20匹出て来たよ」
その言葉には眼鏡ギルド員は何も言わなかったけど何度も眼鏡をくいっと上げていた。
「これは【スタンピード】の前兆かもしれませんね・・・過去の【スタンピード】の時も魔物が活性化し始めた後に【スタンピード】が起きていますので」
あ!やっぱり?なんかそんな気がしてたんだよね。
「ご協力ありがとうございました、お疲れでしょうからあそこにある臨時休憩場で休んでください」
眼鏡ギルド員が指差した場所には日差しを遮る為に布の屋根を張ってテーブルと椅子が置かれた大きな空間がありそこで何人かの探索者達が休んでいる所だった。
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