首を左右に振る
彼等は3人で外に出れるかどうか不安ですって顔で固まり、それを見た私は少し考えいい事を思いついた!!
「なら私達と一緒に行こう」
「「「「「「「は?」」」」」」」
私以外の全員が私の言葉に声をそろえる。
「ん?何で皆して驚いてるの?」
そう言いながら首を傾げるとライオが深い溜息をついた後に真剣な顔で私を見る。
「なあお嬢・・・俺達はこれから4階へ向う・・・そうだよな?」
「うん、私達はそのつもりでここに来たんだよ?」
私がそう答えるとライオが額に手を当てて話を続ける。
「なら何でこいつ等を連れて行くという流れになる?4階は危険だと判ってるだろう?」
私はその言葉に頷く。
「この子達がダンジョンの外まで行けるかどうかわからないなら私達と一緒に5階まで行って階層ボスを倒して【ゲート】で外に出たほうがいいと思ったの」
確かに4階層は危険だと思うけどアイア、ライオ、ルナ、ケーシー、そして私がいればほとんどの危険から守る事は出来るし5階層のボスも問題ないから安全だと思うんだよね。
と説明したら【自由の翼】の面々は納得したような顔になったけど助けた3人組は危ない所に連れて行かれると思ってるのか私達から急に距離を取りだした。
「大丈夫だよ私以外は物凄く強いからね」
【自由の翼】の中で一番弱いのは私だと思うんだ。
「って事で君達は私達と一緒に4階へ行こう」
私がそう言うとさっき一番にお礼を言って来た男の子が引きつった顔で私をガン見する。
「本当に大丈夫なんだよな?俺達探索者になって1月も経ってないんだ・・あまり戦力にはなれないよ?」
やっぱり初心者探索者なんだね、だったら尚更死なせたくないかな?
「完全に大丈夫とは言えないけど貴方達3人だけで地上に戻るよりも安全だよ」
「・・・・・わかった、よろしくお願いします」
どうやら納得してくれたようでそう言って頭を下げて来たので私は頷く。
「私達は【自由の翼】ってパーティーだよ私はエミリアってんだ、よろしくね」
そう言って微笑みかけると何故か男の子3人組がが貌を真っ赤にして其々自己紹介してきた。
「モッツアです!15歳彼女はいません!!」
「レラットです!俺も15歳で彼女無し!!」
「ダッカル15歳!!俺も彼女募集中です!!」
何でここで自己紹介ついでに彼女の有無を言うのか意味が分からないけど彼等の名前が分かったのでキチンと名前で呼ばせてもらおう。
「んじゃ3人を含めての進行陣をきめるよ?先頭がアイアで次にケーシー、その後にライオ、モッツア、レラット、ダッカル、私とルナの順で進もう」
私とルナが一番後ろなのは後ろからの攻撃に備える為だ。
「んじゃ進もう」
私達はダッカル達3人を守るように陣を組み進みだす。
「俺達は運が良かったんんだな」
ダッカル達と4階へ向って進み・・・そして4階への階段を見つけた時に全員が足を止めてある場所を見て・・・・そしてレラットがそう口にした。
私達の視線の先には4階への階段まであと少し・・という場所で横たわる4人の男性探索者達・・・その誰もが深手を負い動かず・・・死んでいた。
私は彼等の所まで歩いて行き安否確認をして首を左右に振る。
「もう息をしていない・・・多分いきなり襲われて4階まで逃げようとして力尽きたんだね」
私はそう言いながら彼等のギルドカードを回収し黙祷を捧げる。
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