どうしようかな
「多分気のせいじゃないと思う」
ケーシーも私の言葉に納得なのか頷きながらそう言って来た。
「さて・・・進もう」
息を整える為に5分ほど休憩を取り落ち着いてきたのでそう言うと全員が頷き私達は再び4階へと降りられる階段を目指して向かい始めた。
「・・・・・・・・これは」
スピードドッグとホーンラビットの群れとの戦闘の後も何度も魔物と戦い進んで行き・・・まず最初にライオが足を止めてそう口にした。
ライオの視線の先にはボロボロになって横たわる男性が2人・・・つまり私が起こって欲しくないと思っていた犠牲者・・・・死者が横たわっていた。
皆が足を止める中私は立ち直り死者へと歩みより倒れている犠牲者の横に跪いて死体を調べる。
「突き傷と噛み傷だらけ・・・・私達がさっき遭遇したような数で攻められたんだろうね」
調べた後に黙祷し冥福を祈りさっき傷を調べた時に見つけたギルドカードを取り立ち上がる。
「君達を連れて行く事は出来ないんだ・・・ごめんね?だからカードだけ持っていかさせてもらうよ」
そう言ってもう一度黙祷し振り返ると全員が真剣な顔で私を見ていた。
「4階は更に厄介だから油断せずに行こうね」
全員が頷くのを見て私達は再び歩き出した。
「また・・・・」
襲ってくる魔物を倒しながら4階への階段を目ざして進んでいたら私の視線の先に3人の男性がうつ伏せの状態で倒れているのが見え駆け寄り安否確認をするけどもう彼等は息を引き取っていた。
「これで5人・・・」
彼等の階段をギルドカードを回収し歩い始め溜息をつく。
「まさかの事が現実になるってのは嫌だね」
そう呟くとルナが真剣な顔で頷く。
「そうですね・・・ですがエミリア様がこうやって潜っておられるからこそ助かった命もあります・・・それを忘れないでください」
「うん」
自然と無口になり進んで行くと何処からか戦闘音と悲鳴が聞こえて皆で足を止めて周囲を警戒しながらみわたす。
「何処から聞こえる?」
私がそう言うとルナが右側のほうを指さす。
「あちらから聞こえました」
ルナの返答を聞くと同時に私はブンブンちゃんを握りしめてルナが指差した方向へと走り出し、それを追いかけるように他の皆もついて来た。
「いたっ!!」
5分位走った所で3人組の探索者達が20匹のスピードドッグに囲まれながら何とか戦っているのが見えて私達は迷わずに戦闘に参加する。
「参戦する」
一応そう言った後スピードドッグの脳天にブンブンちゃんを振り下ろして倒し、隣にいるスピードドッグに向かいブンブンちゃんを突き出し口内へつき刺し倒す。
その間にもアイアとライオとルナが瞬く間にスピードドッグを倒し生き残っているスピードドッグはいなくなった。
「大丈夫?立てる?」
周囲を警戒しながらへたり込んでいる男性探索者3人組にそう声を掛けるとそのうちの1人が慌てて立ち上がり私達に頭を下げて来た。
「助けてくれてありがとうございます!!あのままだったら俺達は殺されてました!!」
他の2人も擦り傷はあるけど大きな怪我はなさそうだ。
「間に合って良かったよ。3人で地上まで戻れる?」
4階まで行く気なんでこの子達と此処でお別れるすしかないのでそう聞くとさっきまで襲われていたからか3人供顔を引き攣らせて固まってしまった。
「うーん・・・どうしようかな?」
この子達を見捨てるってのも嫌だしどうしようかな?
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