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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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油断しないように


「それじゃあ3階に行こうか、もう普通の状態のダンジョンだと思わずに気を引き締めよう」


ルナとケーシーと合流し情報を共有した後に目の前にある3階への階段を見ながらそう言うと全員が真剣な顔で頷く。


「行こう」


私達は各々が武器を手に取りいおつでも戦えるようにした後に3階への階段を降りて行く。




降りた先は夜の平原だ。


「さて・・・行くよ」


降りてすぐに周囲に敵がいないかを確認していなかったので私がそう言って歩き始める。


「止まって」


私の右後ろでケーシーがそう言った後に背中の矢筒から矢を引き抜き暗闇目がけて矢を射ると少し離れた所から『ギャウ』と複数の悲鳴らしきものが聞こえたので振り返りケーシーに視線を向けるとケーシーが『見えたのよ』と言って来た。


「本当に凄いねケーシーは」


星明りで何とか見える状態でかなり離れた場所にいる魔物を見つけその魔物に正確に矢を当てる・・・もうこれは達人レベルの腕なんじゃないかな?


「あ・・・いた」


ケーシーが魔物に矢を当てた時点で私達は倒した魔物の確認をする為に向かっていたんだけど倒れてる魔物をは3匹いた。


「は?3匹?え?さっき一回しか矢を打ってないよね?」


混乱しながらケーシーにそう聞くとケーシーは答える代わりに矢筒から矢を引き抜く・・・しかも3本の矢を指の間に挟むようにして。


「すごい」


まさかさっきの一瞬でそんな高等技術を使っていたとは思わなかった。


「たまに狙いがズレる時があるんだけど複数を相手する時にはこれを使うわ」


まあ一回の攻撃で3本の矢を射るんだから外れても仕方ないと思うんんだけどケーシーは全部当ててるんだよね?本当に凄いと思うんだけど。

と思っているとケーシーが魔物から矢を引き抜き何回か矢を振って血をおとして矢筒に戻す。


「行きましょう」


私達は夜空の中を4階への階段がある場所へと無化歩き始めた。




「この階層には誰も居ないのかな?」


3階を進み始めて20分経つが探索者とは遭遇ていないからそう口にするとライオが周囲を警戒しながら口を開く。


「【大いなる平原】同様に【大いなる大地】の3階と4階は不人気だから居ないのかもしれないな」


【大いなる平原】と同じように【大いなる大地】も3階が夜の階層で4階が夜の雨降り階層となっている。


「まあ確かに3・4階は慣れてないと厄介だからね、初心者探索者は1階と2階で戦って慣れて行くのがセオリーになってるよね」


私達も初めて【大いなる大地】に入る前に調べた時にそう言う情報を得る事が出来た、けど私達の実力はかなり高く進んでも大丈夫そうだったので一気に10階層まで進んだ。


「まあこんな危険状態だから居ないのはいい事だよ・・・ってまた来たよ」


今度は左右からスピードドッグ10匹とホーンラビット12匹が私達目がけて走ってくるのが見えた。


「油断しないように」


私の言葉が戦闘開始の合図となり向かってくる魔物との戦いが始まった。



「ふう・・・皆怪我はない?」


戦闘が終り他に魔物が来ないかを警戒しながらそう口にすると全員が『怪我無し』と言って来たのでホット一息つく。


「かなり魔物も活発になってるね」


襲ってくる魔物がいつもより殺気だってる気がするんだよね。



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