確認したいってのもあるんだけどね
ケーシーの矢の腕を確認してすぐに少し進むことにした。
「次はアイアの番だね」
今日【大いなる大地】に来たのは全員の今の戦闘スタイルを見せ合うって事で来てさっきケーシーの腕を見せてもらったので次はアイアの番となるのでそう言うと磨き抜かれた輝きを放つ大きな斧を手に頷くアイアを見て私達は獲物となるべき魔物を探そうと周囲を見たらスピードドッグが5匹私達目がけて走ってくるのが見えた。
「いた」
スピードドッグを見てそう言うとアイアが真剣な顔で頷く。
「・・・行く」
そう言った次の瞬間向ってくるスピードドッグ目がけてアイアが物凄い速さで走っていく。
「早っ!」
アイアの伸長は190位で鍛え抜かれた体格も持っていたからパワー型かと思ってたらまさかの俊足!びっくりしたよ!!
もの凄い速さでスピードドッグに接近しすれ違い様に首を刎ね一撃で終わらせてしまった。
その後も足を止める事も無く残り4匹もあっさりと倒す。
「めっちゃ強いじゃん」
あの動きをする人間を決して『弱い』とは言えない。
「これは本当に頼もしい人が仲間になりましたねエミリア様」
隣にいるルナがそう言って来たので頷く。
「これなら20階層まで行けそうだね」
私達は今安全の為に13階層で狩りをしている状況なんだけどアイアとケーシーが入ってくれたことにより更に下の階層へと行くことが出来そうだ。
「ん?また来た?」
これからの事を考えてたらスピードドッグが2匹私達目がけて走ってくるのが見えた。
「2人は実力を見せてくれた、次は俺が行きます」
ライオが剣を鞘から引き抜きこっちに向かってくるスピードドッグ2匹目がけて詰め寄り・・・あっさりと切り伏せた。
「流石だねライオ・・・でも」
私は少し気になる事があり周囲を見渡す。
「あ・・・やっぱり来た」
今度はライオが倒したスピードドッグ2匹がこっち縫い向かって来た場所の反対側からスピードドッグ3匹が走ってくるのが見えた。
「ルナ」
私がそう言うとルナが走り出しこっちに向かってくる3匹のスピードドッグを切り伏せる。
私はそれを見た後にケーシーに視線を向ける。
「ケーシー頼みがあるんだけど」
私の言葉にケーシーさんが不思議そうに首を傾げるのを見て私は話を続ける。
「外に出て馬車乗り場まで行って御者さんに『もしかしたらスタンピードの前兆かもしれないからギルドに伝えて』って伝えてくれるかな?」
「「「「は?」」」」
私以外の全員が声をそろえたのを聞き苦笑する。
「どう言う事だお嬢?」
ライオが真剣な顔でそう言って来たので私はもう一度周囲を確認しスピードドッグ2匹がこっちに向かって走って来るのを見ながら話を続ける。
「1階でこの魔物との遭遇率は異常だし、私達がここに通うようになってから一階で今まで一度も集団戦は無かったんだよ。でも今日は数が少ないけど複数匹で私達を襲って来てる・・・これは異常だと思った方が良い」
私の言葉に全員が息をのむ。
「てことでケーシーに伝言を頼みたい」
その言葉にケーシー真剣な顔で首を左右に振る。
「なら全員でダンジョンを出るべきよ」
まあそうなんだけど・・・・さ。
「私、ライオ、ルナ、アイアの4人で4階まで降りるつもりなんだ」
誰も何も言わずに私を見て来るので続ける。
「4階までは新人探索者が多くいるんだよ・・・放っておけないじゃん?」
【スタンピード】が起きるのは確実じゃないから 下の階を見て確認したいってのもあるんだけどね。
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