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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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安全第一で


「さて今日も頑張って仕事をしようね!!」


アンセルフィディアに来て半年・・・私達はアンセルフィディアでの生活に慣れ過ごしていた。


「行ってらっしゃいエミリアお姉ちゃん!!」


「うん!アリスも頑張ってね」


【ルーナリア】を拠点に過ごし私達はダンジョンにアリスはローザさんの実家の道場へと通い詰めている。


【ルーナリア】を出てギルドへ向う道すがら三人で話しながら行くのが日課になっている。

打ち合わせ、体調、装備に関して、そして世間話なんかをね。


「アリスは毎日楽しそうだね」


私がそう言うとルナが微笑みながら頷く。


「道場に歳の近い友達がいるから通うのが楽しいのでしょう」


「ああ!それは言ってた!どっちがより強くなるのかって!負けるもんかって笑顔で言ってたよ」


あの子が笑顔で過ごせるってだけでもアンセルフィディアに来た意味はあると思う。


「お嬢、今日も【大いなる大地】でいいか?」


ライオが真剣な顔でそう聞いて来たので私は少し考えてから頷く。


「【大いなる大地】が私達にはやりやすいからね、安全第一で」


それに【大いなる大地】で出る魔物から取れる素材はかなり高値で引き取ってもらえるからね。


話をしながら歩いて目的地であるアンセルフィディアのギルドついたので私達はもう慣れたとばかりに躊躇う事も無くギルドの中へと入って行く。

ギルドに入り探索者が歩く建物の中を移動し目的地・・・・探索者への依頼書が張り付けてある依頼ボードまで歩きボードに張り付けてある依頼書を眺める。


「ライオ・・・どれがいいと思う?」


ボードを見ながらそう口にすると隣にいるライオが真剣な顔でボードに張り付けてある依頼書の1つを剝がす。


「これが良いかと」


ライオのはがした依頼書を見てみるといフォレストウルフの毛皮の納品という奴だった。


「いいねこれ」


もうフォレストウルフとは何度も戦っているから慣れて来てるので危険はあまりないと思う。


「んじぅあこれを受け」


「いたっ!やっと見つけた!!」


『これを受けよう』と言い終わる前に真後ろから少し大きめの声でそう聞こえたので言うのをやめて振り返るとつい最近知り合った2人が私達を見つめていた。


「あれ?アイアさんとケーシーさん?アンセルフィディアに来てたんだ?」


この2人はガドで親に会いに行ったら親が『腐毒摂取症』になってて看病していたあの兄妹だ。


「貴女達がアンセルフィディアに行くって言ってたからね、両親が完治してすぐに兄貴を一緒にガドを出てアンセルフィディアに向かったの」


「あ!ケーシーさん達の両親は完治したんだ?他の人達は」


私達がガドを出る時はまだ『腐毒摂取症』にかかった人達は倦怠感とかが残ってたんだよね。


「みんな元気よ、元気に獲物をおいかけたり伐採しているわ」


ケーシーさんの言葉に私はホッとする。


「それは良かった」


私はそう言った後にさっきの『やっと見つけた』とケーシーさんが言っていたのを思い出した。


「ねえケーシーさん?もしかして私達を探していた?」


私がケーシーさんとアイアさんを見ながらそう聞くと2人は真剣な顔になり頷きその後にアイアさんが私達・・・いや私を見て口を開く。


「俺達をお前のパーティーに入れてくれ」


・・・・・・・・は?


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