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なんか怖いですルーナさん


「別に自棄になって髪を切る訳じゃないのよ?私が髪を伸ばしてた理由は家出した時に髪を切ってロードル家のルーファのイメージから遠ざかる・・・それを狙ってるのよ」


人は髪形1つで別人に見える事がある、だからロングヘアからショートヘアに変えれば暫くの間追っ手を騙す事が出来る・・・・はず!!・・・・騙されてくれるといいなぁ。

そう思っているとルーナが納得したのか真剣な顔で頷く。


「そういう訳であればわかりました!不祥ルーナがお嬢様の髪を切らせていただきます!!この椅子に座ってください」


そう言いながら自分の荷物をごそごそ漁り何故か鋏と櫛を取り出した。


「え?そんな物も持って来てるの?」


「はい!お嬢様の身の回りの事をお世話するのは私の役目なので!!」


え?


「え?もう家を出たからメイドはやらなくてもいいんだよ?これからは共に過ごす仲間として・・・」


そう言うと何故かルーナが首を左右に振る。


「そういう訳にはいきません!お嬢様のお世話は私が責任をもってやらさせて頂きます」


・・・・なんか怖いですルーナさん!!いつもの寡黙なメイドさんは何処に行ったんですか!!


「始めますので動かないでくださいねお嬢様」


そう言った後にルーナは髪を切り始め・・20分着に私はショートカットになっていた。


「ふむ・・・」


何時もあった物が無くなり軽くなった感じがして落ち着かないけどそのうち気にならなくなるでしょと思っているとルーナが手鏡を私に差し出してきたので受け取り見てみると悪くないのでホッと一息。


「良かったよ・・・似合ってなかったらどうしようかとか思ってたんだよね」


必要だから切る事にしたけど似合わないってなったらどうしようかと思ってたんだよね、私だって一応女の子だからね!とも思っているとルーナが真剣な顔で口を開く。


「お嬢様でしたらどんな髪形でも似合うに決まっています!!何でしたらもっと短くしても似合うのです!!」


・・・もっと短く?止めて!!丸坊主になっちゃう!!女の子が丸坊主は絶対に駄目だと思うんだ!!


「落ち着きなさいルーナ」


ルーナは私の言葉にはっとした顔になり深々と頭を下げて来た。


「申し訳ありませんお嬢様・・・つい」


つい?ついで私を丸坊主にしないで!!と言いたい気持ちをぐっ!!と堪えて微笑む。


「大丈夫よ」


此処で今までの経験が生きるとは思わなかったわ・・・・フトマルの相手をしてるときに得た『顔は微笑み心でツッコむ』なんて事を・・・いやぁ・・・何事も経験って事なのかな?


それから少し休んで私達は再び馬車に乗り込みホースガラに向かい旅を再開した。

それから適度に休憩を挟みながら王都を出て2日後に目的地であるホースガラにつく事が出来た。


「王都から近いこともあってかなり賑わっているわね」


行き交う人々を見ながらそう呟くとライオが頷く。


「王都に行く奴等はレッテスよりホースガラのほうが寄るのは多いと思う。レッテスは王都から1日の距離だから無理すれば行けるけどホースガラからだと2日かかるから此処で少し休んでから行く奴等は多いと思う」


確かにその距離だったら無理せず一休みをしてからの方が良いかも知れないね。


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