狙ってやった訳じゃないんだけど
脇道を抜けて店に行こうとすると店の前にブレイクさんが立っているのが見えて急いで店の前まで移動するとブレイクさんが微笑む。
「来ましたね、では案内します」
そう言って店の中へと入って行ったので私達は後を追うように店の中へと入った。
私達はブレイクさんの後をついて行き店内を歩き階段を上がり2階へと上がりそのまままた歩き3階への階段へとっ向かいそのまま3階へと上がる。
「ねえブレイクさん・・私達が此処に上がってもいいの?」
3階への階段の脇に『関係者以外立ち入り禁止』って看板が取り付けられてたんんだけど?と思いながらそう聞くとブレイクさんが苦笑する。
「私は関係者ですよ?その私が招待したのですから貴女方も関係者となります、ですのでお気になさらずに」
・・・たしかにそうか!私達は此処に連れて来られたんだし気にしなくてもいいのかな?うん!きにしない!!と考えていると階段を上がりきった所にある扉をブレイクさんが開けて振り返り微笑む。
「どうぞお入りください」
その言葉に私達は中に入り足を止める。
中に入ると10人ほどの人が机に座り何かの書類を見て書き込み・・をくりかえりていた。
「3階は事務所になってるのですよ」
部屋全体を見ている私達に微笑みながらそう言うとブレイクさんが部屋の奥に視線をむける。
「会長。お連れしました」
ブレイクさんの言葉に部屋の奥で座っている男性が立ち上がりこっちに歩いて来る。
50代位の見た目での強面と鍛えられた体とを持つ男性が私達を見て二ヤリと微笑む。。
「よく来てくれた、ブレイク達を助けてくれて感謝する」
そう言っていきなり頭を下げるどん性を見て驚いたけど私はすぐに首を左右に振る。
「助けられたから助けただけだよ、だから気にしないで」
私の言葉に男性が首を左右に振る。
「そうもいかん、お嬢さん達がいなければ危なかったと聞いている、うちの商会の副会長を死なさずに済んだことは感謝せねばならん」
・・・・ブレイクさんって【ロウ商会】の副会長だったんだ?その事にびっくりなんだけど!!と驚いているとブレイクさんが真剣な顔で私に視線を向けて来る。
「私は本当に感謝しているのですよ、それに私共の商会の信条は『受けた恩は返す』なのですよ」
ブレイクさんの言葉に私は苦笑する。
「なら依頼料を受け取って終わりって事で」
私がそう言うと会長さんが真剣な顔で何か言おうとしてきたので私は話を続ける。
「これ以上を受け取るとそれ目当てに助けたと思われてそうで嫌なんだよ」
そう言ったら会長が黙り込み・・・それから苦笑する。
「わかった、でも何か困った事があったらうちに来てくれ。見たらわかるようにうちは探索者向けの商売をしている、だから力になれる事も多いと思う」
「うん、その時は頼むよ」
私がそう言うと会長さんが『あ』と言ったので何かあったのかと思い見ていると会長さんが苦笑する。
「自己紹介がまだだったな、俺は【ロウ商会】を取り仕切るラッセル・ロウだ、よろしくなお嬢ちゃん」
アンセルフィディアに着いて直ぐに商会との面識を得た事は今後の事を考えると良い事だと思っておこう、まあ狙ってやった訳じゃないんだけど。
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