いきなり何を言いだすの
「それじゃアンセルフィディアに向けて出発!!」
【大いなる平原】に入ってから4日後・・・・私達はオリオを出てアンセルフィディアに向かい馬車を走らせ始めた。
爆睡した次の日に出発してもよかったんだけど話し合って休息は必要という事になりのんびりと過ごした後に旅に出る事にしたのだ。
「オリオからアンセルフィディアまで約3週間・・集めた情報じゃ盗賊なんかも出るって言うから気を引き締めて行こうね」
「「「はい」」」
私達は気を引き締めて馬車を進める。
時たま休憩を入れながら進み夕方に馬車を止めて野営の準備をしていると遠目で緑色の肌をした人達が数人此方に向けて走ってくるのが見えた。
「ゴブリンが来たライオ!!」
緑色の肌を持つ人間なんて存在はしない、だけど緑色の肌を持つ魔物は存在する・・・それがゴブリンだ。
私の言葉を聞きライオが剣を鞘から抜き戦闘態勢を取りルナが素早くアリスを抱えて馬車に乗り込みアリスだけを中に入れて戻って来た。
だんだんゴブリンは接近して来てきちんと顔が見える距離に来て私は気を引き締める
「剣持ちが4、棒持ち10、そして後ろに弓持ちが2・・・油断しないように」
アーチャーが厄介だねと思っていたら弓持ちゴブリン以外が私達に襲い掛かって来たので私はルナと共にライオは個別でゴブリンの相手をし始める。
「ルナ!先に行く!」
そう言いながら襲い掛かってくる剣持ちのゴブリンの振り下ろしを体半分横に移動して皮した後にブンブンちゃんでゴブリンの腹部目がけてフルスイングし吹き飛ばし体制を崩した私に襲い掛かって来たこん棒持ちのゴブリンにルナが切り掛かり倒す。
「避けてルナ!!」
ゴブリンを切り倒したルナ目がけて矢が飛んできたのが見えたので私がそう言うとルナが一歩下がり今までルナのいた場所の地面に矢が突き刺さる。
私はアーチャーを何とかしないといけないと思い倒したゴブリンがもっていた剣を拾い思いっ切りアーチャー目がけて投げながら口を開く。
「ルナ!!」
私の意図を察したのかルナは剣が飛んできた事で慌てるアーチャーに向かって全速力で走って行って接近し2匹のアーチャーの持つ弓の弦を切り裂く。
「これでよし!!」
遠距離からの攻撃手段は奪ったのでゴブリン殲滅戦と行こう!!
ゴブリンとの戦闘に入って約20分・・・・生きているゴブリンはおらず周囲は静まり返っていた。
「これで終わり・・・だな」
ライオが周囲を見渡しながらそう呟くのを聞き私はホッと一息つく。
「やっぱり遠距離攻撃は欲しいね」
私達は全員が近距離戦闘なんだよね、やっぱり敵に遠距離攻撃を使ってくる奴がいると戦いが厳しくなる。
「ですね、遠距離攻撃持ちの人がいれば戦闘の幅が広がりますし」
そうだよね・・・あ!
「あ!アリス」
馬車に駆け寄り馬車の扉を開けて中を見るとアリスが真剣な顔で私を見ていた。
「もう大丈夫だよ」
私がそう言うとアリスが頷き口を開く。
「エミリアお姉ちゃん・・・・私も強くなりたい」
「へ?」
いきなり何を言いだすの?
「もう足手まといは嫌・・私も強くなる」
真剣な顔で私を見るアリスに戸惑っているとライオが真剣な顔で口を開く。
「お嬢・・・俺は賛成です、自分の身守る力は持っていた方が良い」
・・・・確かにそうかもしれないね、何かあった時の為の力を求める・・・・その考えは私が9歳の時に自分自身で考え‥・その為の努力をした。
「わかった、ならアンセルフィディアに着いたらアリスに向いた戦い方を考えてそれからお覚えよう」
アンセルフィディアは多くの探索者達が集まる場所だから教えてくれる人も多くいると思うから師事して鍛えてもらえばいいかな?そんでその間に私達はダンジョンに入ってる・・・・うんそんな感じもいいかもしれないね。
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