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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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1つ報告をしに来たんだ

「集めた情報じゃフォレストウルフ一匹とスピードドッグの群れが出て来るんだったよね?」


ライオに視線を向けながらそう聞くとライオが真剣な顔で頷く。


「はいそう聞きました、ですが実際はフォレストウルフ10匹・・・一応ギルドに報告しておきましょう」


「そうだね、もしかしたらダンジョンに何か起きてるのかもしれないからね」


稀にではあるがダンジョンではダンジョン内の魔物達が活発化しダンジョンからあふれ出す『スタンピード』と呼ばれる現象がおこる事がある。

今日のこの階層ボスの件ももしかしたらその予兆なのかもしれないしね。


「それで・・・だ、お嬢・・・あそこを見てくれ」


ライオが指差した方を見ると下へと向かう階段とその近くにある床が光っているのが見えた。


「階段は6階に行く階段だよね?でもあの光る床って何?」


光る床とか罠にしか見えないんだけど?と思っているとライオが苦笑する。


「あれが【ゲート】と呼ばれるものだ、あそこに乗れば一階の入り口に移動できる」


あれが【ゲート】なんだ?ぱっと見罠にしか見えなかったよ!!


「そうなんだね。それじゃあ目的の5階まで来れたから帰ろうか」


私がそう言うとライオとルナが頷いたので私は光る床へと向かい歩き出し・・・そして光る床に踏み入れるといきなり景色が変わり青空の下に広がる平原になって少し驚いた。


「一瞬で変わるんだね」


「俺も初めて【ゲート】を使った時は驚いた」


私の後を追うように【ゲート】を使って移動してきたライオが私の呟きを聞き、そう答えてくれた。


「あれ?」


ライオの答えを聞いた後に下を見てみると地面の一か所が光っていた。


「入った時にあんなの無かったよね?」


ライオに視線を向けてそう聞くとライオが真剣な顔で頷く。


「あの光は【ゲート】を一度使ったものにしか見えない」


ああ!そういう事ね!!


「つまり私達が今【ゲート】を使えば5階に行けるって事ね?」


「はい、俺達は【大いなる平原】にもう来る事は無いでしょうがこの他のダンジョンでも【ゲート】の使い方は変わりませんので覚えておいてください」


「わかったよ、それじゃあ乗合馬車が止まっている所に行ってオリオ行きの馬車に乗ろう」


アリスが待っている宿に戻ろう!!





「着いたね」


オリオ行きの馬車に乗り何事も無く昼過ぎにはオリオにつく事が出来た。


「んじゃ早速宿に戻ろう」


私がそう言うとライオが首を左右に振る。


「その前にギルドに行こう」


・・・あ!5階層ボスの件か!!早くアリスに会いたくてすっかり忘れてた!!


「わかったよ、ギルドに向かおう」


私達は宿ではなギルドへと向かい歩き始めた。



「ここがギルドだね・・・思ったより人が少ないかも」


私がギルドに入りながらそう言うとルナが周囲を見ながら口を開く。


「恐らく昼過ぎと言う時間帯だからでしょう、多くの探索者達はダンジョンに潜っているじかんです」


あ!確かにそうかも!!私達は5階できりあげてきたからね。

そう思いながらがらがらの受付カウンターの中の1つを適当に選び並び直ぐに私達の番になった。


「ようこそギルドへ、ご依頼でしょうか?」


眼鏡をかけた男性ギルド員さんがそう言って来たので私は首を左右に振る。


「1つ報告をしに来たんだ」


私がそう言うと男性ギルド員さんが目を細める。



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