終ったかな
私はルナの言葉に首を左右に振る。
「ルナそれは違う、ライオはしっかりと警戒をしていた」
あの時の魔物との戦いではライオはスピードドッグと戦っていて私達の所に来ないようにしていた。
「あれは私が警戒を怠った・・・それが全てだよ」
私がそう言うとライオが何かを言おうとしたけど私は話を続ける。
「改善する事は見えてるんだから後は改善するだね・・・・・ね?」
そういうとライオとルナは真剣な顔で頷く。
「私が言い過ぎましたライオ。ごめんなさい」
「気にしなくていい俺も今以上に警戒する」
これで良し!!仲間同士でいがみ合うなんてして欲しくないし!!
「それじゃあ階層ボスを倒して地上に戻ろうか!!」
謝り合う2人を見てそう言うとライオとルナは頷く。
「んじゃアリスが待ってるからサクッと倒してアリスの待つ宿に帰ろう!!」
私がそう言うとライオがけしに差している剣を引き抜き豪華な扉に手を当てて振り返る。
「あけるぞ?いいか?」
ライオの言葉に私とルナは其々の武器を手に取り頷く。
「行くぞ」
私達は【大いなる平原】の5階層ボスへと戦いを挑む為にライオの掛けた扉を潜り抜ける。
「あれ?」
扉を潜り抜けてみると青空が広がる平原へとでて暫く進んで行くと森の前に10匹ほどの獣系の魔物が私達を睨むようにして待ち構えていた。
でも私が疑問に思い声を出した原因はその事じゃない、私が驚いた原因は今魔まで見て来た獣系の魔物・・・・10匹全てがスピードドッグじゃなくてスピードドッグよりも二回りほど大きな体と灰色の体毛をを持つ魔物だったからだ。
「あの魔物・・4階までには出てこなかったよね?」
前を見ながらライオに聞くとライオも前を見ながら頷く。
「あれはフォレストウルフだ」
あれ?
「5階層のボスってフォレストウルフ1匹とスピードドッグの群れだったよね?フォレストウルフ10匹しか見えないけど」
もしかしたら森の中に隠れてるのかな?と思っているとフォレストウルフの中の一匹が遠吠えをしその後に全てのフォレストウルフが私達目がけて走り出した。
「来ます!」
10対3・・・私達の不利な戦いはいきなり始まった。
「お嬢一人で闘うな!ルナと共闘しろ!俺の事は心配しなくていい!!」
ライオがそう言いながら襲い掛かって来たフォレストウルフを切り伏せると次の獲物を探す暇も無く襲い掛かってくるので戦いに専念し始める。
「ルナ!!」
ライオの言葉を聞きすぐにそう口にするとルナが私の背中に自分の背中をくっつけながら構える。
「右から!!」
私がそう言うとルナが体を右に向けて一歩踏み込み襲って来たフォレストウルフの首をナイフで切り裂きがら空きの背かに向かって走ってくるフォレストウルフの頭にに私は思いっきりブンブンちゃんを振り下ろし命を刈り取る。
「次!!」
私がフォレストウルフを倒し背中ががら空きになった所に襲い掛かって来たフォレストウルフ一を今度はルナが一気に距離を詰めて切り伏せる。
「後8匹!!」
私はルナと連携をとりフォレストウルフと戦い続けた。
「・・・・終わったかな?」
戦闘開始から20分・・・・私達は怪我をする事も無くすべてのフォレストウルフを倒す事が出来た。
「みたいですね」
私の呟きを聞きライオも頷きルナも警戒を解く。
「森からも出て来ると思ってたんだけど出てこなかったね」
情報にあったフォレストウルフの取り巻きのスピードドッグが森から出て来るのかと警戒してたんだけど出て来る事は無かった。
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