それは違うと思うよ
「へ?」
そこは階段を降りてすぐに豪華な作りの扉があり他には何もない場所だった
「やはり階層ボスの部屋ですね」
ライオが豪華な扉を見ながらそう口にしたので私は改めて扉を見たけど豪華な扉にしか見えなかった。
「この扉をあければ階層ボスがいるんだよね?」
私がライオを見ながらそう聞くとライオが真剣な顔で頷く。
「開けなければ安全?」
更にそう問うとライオがもう一度頷く。
「なら少し休もう、ダンジョンに入ってから休憩してないからね」
私がそう言うと2人は真剣な顔で頷く。
「そのほうがいいと思います、ここまで来るのにかなり体力を消費しましたから」
ライオがそう言うとルナももう一度頷き微笑む。
「エミリア様、今飲み物を出しますので」
持ち込んだ荷物をあさり水の入った水筒を取り出し私に差し出してきたので私は受け取り水を飲む。
「あとお体をお拭きください」
ルナがタオルも差し出してきたので出納をルナに返しタオルを受け取り雨に濡れた髪を拭き始める。
「今日入ってよかった、反省点が幾つもあるね」
頭をタオルでガシガシ拭きながらそう言うとルナが頷く。
「はい、一番の反省点は魔物の情報しか収集していなかった事ですね、ダンジョンの5階までの環境の情報を収集していなかった・・・もし情報収集していればこれほど苦労はしなかったでしょう」
まさにそれ!私達が集めた情報は魔物に関する事だけ!今度からはダンジョンの環境に関する事もきちんと調べないといねないね。
「あと夜の移動とか戦闘に関する経験も少ないから痛い目を見た」
これに関しては仕方ないけどもう少しやりようはあったと思う。
「低階層でそれを確認できた事が一番の成果だな」
ライオが真剣な顔でそう言って来たのを聞き私はあれ?と首を傾げる。
「ねえライオ?貴方ダンジョンにかなり入ってるよね?」
私がそう言うとライオが真剣な顔で頷く。
「こういう事は一度体験した方が身につく」
・・・・・・あ!環境の情報収集をしてなかったのを敢て言わなかったな!!まあライオのいう事も分かるけど!!
「もし取り返しのつかない事が起きたらどうするつもりだったの?」
私が呆れてそう言うとライオが腕を組み口を開く。
「5階までの魔物ならお嬢たちに危険はない、それに俺が対応できる」
・・・・うちの先生は厳しいなぁ・・・まあでも確かに体験したからこそ次はしっかりと情報収集をしようと思えるんだけど・・・・と思っているとルナが珍しくライオを思いっきり睨む。
「ライオ・・・貴方ねぇ・・あなたのその考えのせいでエミリア様の美しい足にポイズンスネークの歯形が付けられたのですよ?罪悪感を感じないのですか」
美しいってそんな事は無いよ?めっちゃ細くて気にしてるんだよ?
「お嬢・・・・すまん」
あれ?意外に気にしてた?
「きにしなくていいよ?あれは油断してた私が悪い」
私が首を左右に振りそう言いうとルナがため息をつく。
「エミリア様・・・ライオは自分で『俺が対応できる』といっているのですよ?ですがエミリア様はお怪我をする事になりました、ライオにも油断はあったという事です」
え?それは違うと思うよ?
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