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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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無理はしてないから

私が思い出して階層ボスの事を言ったらライオが真剣な顔になり口を開く。


「お嬢・・・まずは階層ボスよりこの階層を無事にクリアする事だ、階層ボスの事を考えるのはその後です」


・・・・・・確かにその通りだ!!集中しないと足元を掬われるかもしれないからいまは4階を無事にクリアする事だけ考えよう!!


「わかった、まずはこの階を怪我無くクリアする事だけを考えよう」


私は気を引き締めてそう言うとライオとルナが真剣な顔になり頷く。


「それじゃあ行こうか」


私達は雨が降りしきる闇夜の平原へと足を進めた。





「ガルッ¡!」


いきなり暗闇の中からスピードドッグが私達に襲い掛かってきたがライオが慌てずに一歩横に体をずらして避けてすれ違い様に切り伏せる。


「まだ来ます」


そう言いながらスピードドッグが出て来た方向を見て剣を構え私もライオが見ている方向へ視線を向け

ブンブンちゃんを構える。


「痛っ!」


ライオと同じ方向の暗闇を見ていたら太股に痛みを感じそう口にした後に痛みの原因である太ももを見ると私の太ももに噛みついている蛇型の魔物・・・ポイズンスネークが見えた。


「やばっ!」


私は腰に差してあるナイフを引き抜き太ももに噛みついているポイズンスネークの首にナイフを突き立てポイズンスネークを倒しポイズンスネークを引きはがす。


「エミリア様!!」


私がポイズンスネークに噛みつかれたのを見ていたルナが慌てて私の名を呼びながら私に駆け寄ってくる。


「今毒消しポージョンを出します!」


オリオでポージョンと毒消しポージョンを買っておいてよかった!!と思いながらルナから毒消しポージョンを受け取り一気に飲み干す。


「まずっ!」


なんか物凄く苦いんだけど!でもこれを飲まないとヤバいから仕方ない・・・でも美味しくないんだよ!!

 

「大丈夫ですかお嬢?」


残りのスピードドッグを倒したライオが心配顔で私の所に来たので私は苦笑する。


「ごめん、油断した」


まさか足元から来るとは思わなかった、でも今度からは気を付ける!!


「動けますか?」


私が謝るのを見てライオが心配そうにそう言って来たので私は少し考えてから首を左右に振る。


「5分は動かない方が良いと思う、毒消しポージョンがそれ位で効くと思う」


飲んで直ぐに効くって訳じゃないからね多分5分位で効くと思う。


「わかりました、ルナ警戒するぞ」


ライオの言葉にルナが頷き周囲の警戒を始め私は動く事もなく立ったままボケーとする。



「そろそろいいかな?行こう」


体感で5分位かな?と思いそう言うとライオが頷いたがルナが心配顔で私を見て来たので私は微笑む。


「大丈夫、無理はしてないから。それにこのまま此処に立ってるだけでも雨のせいで体が冷えて体力が削られるからね、早く5階に行こう」


そう言うとルナも納得したのか頷き歩き始め私もそれを追うように歩き出す。




「やっと見つけた」


この階に降りてから30分・・・・・雨に打たれながら魔物と戦い階段を探し・・やっと見つける事が出来た。


「早く階段を降りよう」


この階を早く出て少し休みたいんだよね、ダンジョンに入ってから休憩は取ってないし!


「んじゃ降りようか」


私達は今回の最終目的であるダンジョン5階層へと降りていく。



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