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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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想定外だったよ


「出てくる魔物は変わらないんだね」


2階に降りてから4回ほど魔物と戦闘したけど出て来たのはホーンラビット、スモールラット、スピードドッグ、ポイズンスネークと4種類だけだった。


「恐らく5階までは変わらないかと・・・ただ階を降りるごとに強くはなって行くとは思いますが」


ライオが周囲を警戒しながらそう言って来たので私は頷く。


「まあ闘い慣れた奴の方が良いけどね、今日はダンジョンがどんな所か体験しにきた訳だし」


「その通りですエミリア様」


ルナがそう言いながら周囲をみて少しして右側を指差す。


「階段を見つけました、行きましょう」


2階に降りて20分位しか経ってないけど次の階へと行ける階段が見つかった!なので私達は次の階へと向かうべくルナが見つけた階段へと歩いて行き・・・そして足を止める。


「あの草むら怪しい」


階段の両脇にいかにもという感じの草むらがあるのを見て足を止めてそう呟くとライオとルナが真剣な顔で頷く。


「私もそう思います」


「確かに」


2人が納得してくれたのでこれまでやってきたように足元に転がる石を拾って草むらに投げ込むと草むらに隠れていた魔物・・・ホーンラビットが3匹と1メートルはある灰色の毛を持つスピードドッグが2匹飛び出してきて私達に襲い掛かって来た。

それを見てライオが私達の前に立ち向かって来たホーンラビット2匹をあっという間に切り伏せ、ルナがスピードドッグ二匹の首を刎ねる。


「うりゃ!!」


残ったホーンラビットを私が打ち倒してホッと一息ついた後に倒した魔物に視線を向ける。


「集団で襲ってくるのははじめてだよね?少しびっくりした」


今まで出て来た魔物は単体で私達に襲って来たけど今回初めて集団で襲って来た。

これは戦いにおいて危険度が増した事を意味する。


「恐らく3階以降は集団戦が主になるでしょう、私がヴォルスのダンジョンに入っていた時も似たような物でしたから」


その言葉を聞き私は気を引き締める。


「ならいっそう気をつけないといけないね」


命のやり取りをしている以上危険度が上がるのなら今まで以上に気を引き締めないといけない。


「その通りです、では下りましょう」


私達は気を引き締めて3階へと降りる階段へと足を踏み入れた。




「やっぱり夜だ」


3階は予想通り夜の草原だった。


「厄介ですね」


周囲を見渡しながらライオがそう呟くのを聞き私は首を傾げる。

ライオが私に視線を向け話を続ける。


「この階では魔物が闇夜に紛れて集団で襲ってくるって事です」


「あ」


確かに3階に降りてくる前に集団で襲ってくるって話はしていたけどこの暗闇の中ってのは想定外だったよ!!


「ならランプを使う?」


この階層は夜ではあるけど何故か空に浮かぶ星の輝きのお陰で歩くのには苦労しない位の暗さだ。

けど携帯用のランプを使えばさらに明るくなる。


「止めておきましょう、ランプの光に魔物が寄ってくる可能性がある、この階層の星明りのお陰で困るほど暗くは無いのでこのまま行きましょう」


言われて納得したので私は頷く。


「なら周囲の警戒をしながら進もう」


私がそう言うとライオとルナが真剣な顔で頷く。


「行くよ」


私達は夜の平原を警戒しながら進み始めた。


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