国によって違うってのは感じる
ライオが私が納得したのを見た後に今度はアリスに視線を向ける。
「それとダンジョンにはアリスは連れてはいけない、アリスの安全の為でもあるし俺達の安全の為でもある」
確かにアリスを連れたままダンジョンには入れないよね。
「アリス、悪いけ宿で待っててくれる?」
私がそう言うとアリスは少し悲しそうな顔になったけど真剣な顔になり頷く。
「うん、私がいけないのは判ってるから宿で待ってるね、怪我しちゃいやだよエミリアお姉ちゃん」
「うん」
私はアリスの頭を撫でながら返事をし話を続ける。
「アンセルフィディアで暮らし始めたらこういう事が日常になるからアンセルフィディアでアリスはやりたい事を見つけてみようか?」
私がそう言うとアリスが真剣な顔で頷きそのまま考え始めたので私はアリスの頭を一度撫でライオに視線を向ける。
「ダンジョンに入る為の買い物はしたけど忘れ物は無いよね?」
【大いなる平原】での情報を元に必要な物を買ったけど初めてのダンジョンⅮから少し不安だ。
「大丈夫です、話を聞く限りポーションと毒消しポーションさえあれば大丈夫らしいので」
ルナの言葉に私は頷く。
「なら今日は少し早めに休もう、旅の疲れもあるしね」
私はそのまま夕食を取った後にお風呂に入り汗を流した後にアリスを抱き枕にして眠りについた。
次の日の朝は真っ青な空が広がるとてもいい天気だった。
「それじゃあ行ってきます」
宿の前でアリスにそう言うとアリスが抱きついてきて『本当に怪我をしないようにね?頑張ってお姉ちゃん』と言って来たので私はアリスを抱きしめた後に頭を撫でる。
「怪我せずに帰ってくるよ。帰ってきたら美味しいものを皆で食べに行こう」
「うん」
私達はアリスに見送られて宿から多くの馬車が止められている乗合馬車の乗り場へと移動した。
「かなり賑わってるね」
【大いなる平原】へと向かう10人乗りの乗合馬車が止まっている場所には多くの探索者達が集まっており順番に馬車に乗ってダンジョンへと向かっいているみたいだった。
「この街はダンジョンで稼いでいるような感じなのでしょう」
ライオの言葉に私は頷く。
「宿、武器屋、道具屋、買い取り業者、飲食店・・・そしてギルド、何処もかなり賑わってたからね」
昨日の買い物でそう思った、オリオ・・・と言うよりレイオット王国はダンジョン政策にかなり力を入れている感じはあるんだよね、ヴォルスはそんな事はしてなかったのに、やっぱり国によって違うってのは感じる。
「どうやら次の馬車に乗れそうですね」
考え事そしてたらライオがそう言って来たので馬車乗り場を見ると確かに次の馬車に乗る事が出来そうだ。
それから10分もしないうちに私達が【大いなる平原】行の乗合馬車に乗る番となり馬車に乗るとその後に男性2人が乗り満員となったので御者さんが馬車を覗き込んで『【大いなる平原】へ向かいます』と声を掛けて来た後に馬車が進み始めた。
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