本当にありがたい話だ
オリオに着いて直ぐに宿を抑えてその後に買い物へと出かけた。
「オリオもかなり探索者がいるね」
街を歩きながら周囲を観察するといかにも探索者と言う人達がかなりいるのが分かる。
「確かオリオの近くにもダンジョンがあったはずです、多分そのダンジョンで活動している探索者達なのでしょう」
探索者らしき人達を見ながらライオがそう言って来たので私は少し考えてからライオとルナに視線をむける。
「ねえダンジョンを覗いてみない?」
アンセルフィディアに行けば飽きるほど入るんだろうけど私はまだ一度もダンジョンに入った事が無いのでどんなものか興味があるのだ。
私の言葉を聞きライオが少し考えた後に私に視線を向ける。
「入ってもいいとは思いますが何がいるか分からないのでアリスは連れてはいけません、それと今日入るのは止めておきましょう、旅の疲れで動きは鈍る事になるし判断力も落ちる」
その言葉に私は頷く。
「そうだね・・・・ちょっと覗くにしても危険な事にかわりは無いしね、明日行こう」
安全第一で!!と思いそう言うとルナが頷き口を開く。
「なら今日は買い物ついでにダンジョンに入る時に必要な物を購入とダンジョンの情報を集めましょう」
「あ!いいかも!!」
買い物ついでに情報を集める・・・本格的な探索者って感じだ!!っていうかこれから本格的に探索者をやって行くんだけど!
私達は旅に必要な物とダンジョンにはいる為に必要な物を購入しながら店の人や歩いている探索者に声を掛けダンジョンの情報を聞きそれから先に取っていた宿へ戻った。
宿は二部屋取っていて今は私とルナとアリスが泊まる部屋にライオも来ていて明日の予定を話し合う事になっている。
「オリオから結構近くて良かったね」
「はい、ダンジョンがここから1時間の距離だとは思いませんでした」
しかもダンジョンまで馬車が出てるってのが嬉しいよね!私達の馬車で行くと誰かが馬車を見てなきゃいけなかったからこれはありがたい!
そんな話をしていたらライオが真剣な顔になり私に視線を向ける。
「今回行くダンジョンは【大いなる平原】と呼ばれてるダンジョンです、このダンジョンは未だに踏破されてなく確認されてる階層は24階・・・私達はダンジョンを見るだけなので5階まで・・・でどうです?」
それを聞き私は頷く。
「それでいいと思う、私はこのダンジョンを攻略するために入るんじゃなくて、どんなものかを確認する為に入るんだ」
それを聞きライオが頷いたので私は話を続ける。
「そう言えばライオってダンジョンに入った事はあるの?ヴォルスにもダンジョンはあるし」
その言葉にライオが頷く。
「入った事はあります、ホースガラからかなり離れた場所に【緑の楽園】という植物系の魔物が覆いダンジョンがあるんです、そこに頻繁に入っていたらBランクになってました」
「頻繫にって・・・本当に頑張ったんだね」
私の家出の手伝いをする為に探索者になってくれてBランクにまでなった・・・本当にありがたい話だ。
そうしみじみと思っているとライオが視線を逸らしながら話をする。
「それで【大いなる平原】にいる魔物ですがほぼ獣系の魔物という事らしいです」
ダンジョンによって出る魔物は変わる、【大いなる平原】は獣系の魔物がメインらしい。
「獣系はかなり厄介なので気をつけてください」
「厄介?」
「はい、素早い上に待ち伏せ奇襲とかなり知性も高い魔物が多い」
確かに油断はできないね。
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