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きっとこういう時に使われる言葉

穴に入ってから20分くらい進んでいたら少し上り坂になって来たのでそろそろ外へ出る頃なのかなと思い一度足を止める。


「ルーナ、そろそろ外かも知れない。何が起きてもいいようにしておいて」


そう言いながら私も腰のベルトに隠すように差してあるナイフを引き抜きそれからまた歩き出す。


それから10分ほど歩き目の前に蔽い茂る植物を見つけてそこを無理矢理通ると・・・・私達は外に出た。

私は外に出てすぐに屈みこみ周囲を確認し待ち伏せや魔物がいない事を確認しホッと一息ついた後に立ち上がる。


「休まずに行くわよ」


ルーナにそう言うとルーナも真剣な顔で頷く。


「待ってたぜお嬢」


歩き出そうとしたらいきなり後ろから男性の声が聞こえたので私は前に飛び振り返りながらナイフを構える。


「俺だよお嬢」


暗闇の中からそう言いながら出て来たのは身長は190㎝位で整った顔を持ち青い髪を腰までのばし無造作に首の後ろでまとめて皮の鎧を着け腰に剣を刺した男性・・・私の仲間・・・ライオだった。


「驚かせないでライオ」


そう言うとライオが苦笑する。


「お嬢を待ってただけなんですがね?まあ積もる話は後にしてついて来てください」


そう言った後に私に背を向けて歩き出したので私達もライオの後を追うように歩き出し、そして10分位歩いた先で足を止める。

足を止めた場所は開けた場所でそこには少し古めの馬車と2頭の馬が私達を待っていた。


「馬を用意しておいてとは頼んだけどまさか馬車まで・・・・ありがとうねライオ」


王都を少しでも早く離れたかったから徒歩ではなく馬での移動を選択したんだけどまさか馬車までついてくるとは思わなかった。

私がそうお礼を言うとライオが苦笑する。


「あのねぇお嬢?お嬢は乗馬した事ありました?」


・・・・・・あ


「ぶっつけ本番で乗れる物じゃないですよ?」


・・・・恥ずかしい!!言われてみれば確かにそう!!


「あう」


ライオが恥ずかしがる私を見て苦笑する。


「てことでお嬢とルーナは早く乗ってください、俺が馬車を走らせるので」


私は頷き馬車に乗り込みホット一息ついた。


「まだ完全に安心できる状態じゃないけどひと段落ね」


その言葉にルーナが頷く。


「お嬢」


ルーナが頷いたと同時に御者席の後ろにある小窓からライオが中を覗き込みながらそう声を掛けて来たから首を傾げるとライオが話を続ける。


「レッテスに向かえばいいですか?」


レッテスとは王都の隣の街で馬車で6時間の距離にあるのだが私はその言葉に首を左右に振る。


「レッテスに行かずにさらに隣のホースガラに行きましょう」


隣街だったらすぐに調査の手が回る可能性があるから少しでも離れた場所で今後の為の準備をしたい。


「わかりました」


その言葉の後に私達を乗せた馬車は走り出した。


朝が来てしばらくしてから木々の間に馬車を止めてライオが小窓を覗き込んできた。


「少し馬を休ませます」


確かに走りっぱなしだから馬を休ませた方がいいかもと思い頷く。


「んーーー!!」


なんか王都を出て吸う空気は王都で吸う空気とは全然違う気がする。


これはあれね!


「シャバで吸う空気はやっぱり違う!!」


本や演劇でよく使われる言葉はきっとこういう時に使われる言葉なのね!!



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