そう言われれば納得
私がラッツさんの反応に首を傾げているとラッツさんが苦笑する。
「まあ盗賊の持ち物は討伐した者がどう扱ってもいいという権利が与えられるからあまり強くは言わないが・・普通3人で盗賊達の拠点に突入するのは考えられないぞ?」
あ・・・その事を呆れてたの?
「でもそのお陰で救える命があったから良しとしてよ」
私が苦笑しながらそう言うとラッツさんが首を傾げたので私は隣に座っているアリスに視線を向けながら話を続ける。
「この子の家族がこいつ等に襲われて親が殺され手この子は拠点に無理矢理連れて来られてた」
それを聞きラッツさんとギルド員さんが目を見開き固まる。
「本当はコイツも殺そうかと思ったけど報告しなきゃいけなかったから生かしたまま連れて来たんだ」
ラッツさんは私の言葉を聞いて納得したように頷く。
「それじゃあ少し待ってくれるか?」
そう言いながら持ち込んだ荷物をゴソゴソやってから見た事のある水晶玉を取りっ出してその水晶玉を盗賊に押し付ける。
「ふむ」
押し付けられた水晶玉は赤い光を発しそれを見てラックさんが頷く。
そして水晶玉をしまい何かの資料を取り出して目を通しはじめ・・・私に視線を向けてくる。
「報告のあった人数の盗賊団は2組・・恐らくはアホーズ盗賊団・・・そうだな?」
最後の言葉は盗賊を縫いら見ながら発し、それを聞いた盗賊は諦めたのか静かに頷く。
「アホーズ盗賊団を全滅させたのであれば総額150万セリンですね」
お?150万セリンって事は1人10万ちょっと?思ったより少なくね?と思っているとラッツさんが私の顔を見て考えを読んだのか苦笑する。
「アホーズ盗賊団はハッキリ言えば雑魚の集まりみたいなもんだ」
そう言われれば納得!あ!
「それと相談があるんだけど」
ギルド員を見ながらそう言うとギルド員さんが首を傾げるので私は話を続ける。
「アリスが私達と一緒に旅をしたいって言って聞かないんだ、私としてはこの街で穏かに過ごして欲しいと思ってるんだけどね、それで私達は国境を越えてレイオット国に行くつもりなんだけどこの子はギルドカードを持ってないから国境を越えるのが少し面倒な事になると思うんだ。だから簡単にこの子が国境を越えられるような手段ってあるのかな?」
私がそう言うとギルド員さんが少し考えるような顔をしてからアリスに視線を向ける。
「君はこの街で暮らす意思はないのかい?」
その言葉にアリス真剣な顔で頷く。
「私はエミリアお姉ちゃんと一緒に行きたい!!」
それを聞いてギルド員さんが少し考えた後に今度は私に視線を向け話を続ける。
「でしたらムラダギルドが特別証明書を出しましょう、それを使えば問題なく国境は越えられます」
その言葉に私は首を傾げる。
「特別証明書ってギルドがこの子の身分を証明してくれるって事?」
聞き慣れない言葉に私がそう聞くとギルド員さんは話を続ける。
「今回のような時はギルドがその人の身分を証明する書類を発行することも出来るのです、勿論きちんとギルドがその人の人となりを確認した後に・・・ですが今回はそれが適応されるべき案件です」
って事はアリスは手続きしなくても国境を越えられるって事かな?
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