何で呆れてるの
アリスを保護してから1週間・・・私達は無事にムラダにつく事が出来た。
「まずはギルドに行こう」
馬車を施設に預けて私達4人は腕をロープで縛られた盗賊を引き連れてギルドに向かい足を進めた。
「アリスはムラダのギルドに行ったことはあるのか?」
ライオが歩きながらアリスにそう聞くとアリスは首を左右に振る。
「お父さんとお母さんとこの街に来た時には宿に泊って一日休んですぐに街を出ちゃったの」
なるほど。アリスの両親は急いで王都に行きたかったんだろうね。
「そっか」
そう言いながらアリスの頭を撫でながら歩きライオの案内でギルドにつく事ができた。
私達は4つある受付の中で並んでる人が少ない列へと並ぶが周囲の視線が私達に向けられてる気がして首を傾げる。
「なんか見られてる気がする?」
疑問形でライオにそう言うとライオが深い溜息をつく。
「そりゃボロボロの手を縛られた男を連れてれば注目を集めるに決まってるだろ」
「あれ?でも賞金首を連れて来るのは珍しくないんじゃ?」
私がそう言うとライオが苦笑する。
「街の出入り口にいる衛兵に引き渡せば盗賊の身元を調べてくれるんですよ、その後調べた奴等の資料を渡してくれるんでそれをもってギルドに提出すれば賞金をもらえるんですよ」
へえ・・そんなふうな仕組みになってるんだ?ん?
「だったら何で教えてくれなかったの?」
・・・・ライオ?何で視線を逸らすの?ねえ?
「・・・・忘れてた」
そりゃ視線を逸らしたくなるよね!!まあ人間だから忘れる事もあるよね。
「大丈夫だよ?怒ってないから」
私だって忘れる事はあるからね!!そう思いながらライオの背中を軽く叩くとライオがホッとした顔になる。
「まあでもギルドで引き渡してもいいんでしょ?だったらこのまま並んでいよう」
私達はそのまま向けられる視線をスルーし並びながら順番を待ち10分もしないうちに受け付けの人と話す事となった。
「今日はどの様な御用で?」
受付に座ってるのはかなり歳のいった見た目をした男性で私達を見ながらそう言って来たので私が前に立ち男性に視線を向けながら口を開く。
「盗賊を捕まえたんだ」
そう言うと男性は私の後に大人しく立っている盗賊をチラッと見た後に頷く。
「ではその盗賊の身元を調べますのでついて来て貰えますか?」
そう言った立ち上がり受付のカウンターから出て来た男性がもう一度私達を見て歩き出したので私達もそれを追いかけるように歩き出す。
男性はそのまま5分ほど奥へ歩いて行き1つの扉の前で足を止める。
「申し訳ありませんがこの部屋でお待ちいただきます、すぐに参りますので」
男性は私達が部屋に入ったのを見てこどかへと歩いて行き、部屋に入った私達は用意された椅子に座りホット一息つく。
「この人とお別れしたらあのギルド員に相談しよう」
私はそう言うと盗賊を除いた全員が頷く。
そしてそれから10分後くらいにさっきの男性がもい1人男性を引き連れて部屋に入って来た。
「お待たせいたしました、あ!この方は衛兵隊に務めているラックと言います」
あ!衛兵さんに来てもらったって事ね。
「よろしくお願いします、それでこいつが盗賊という事ですね?」
ラックと呼ばれた男性が身を縮ませるように座っている盗賊を見ながらそう言って来たので私は頷く。
「生き残りはこいつだけね」
私がそう言うとラックと呼ばれた衛兵さんが目を細める。
「複数いたという事ですか?」
そう質問されたので頷く。
「最初に野営してる時に10人ほどの人数で襲って来たんだ、その時に5人を切り伏せて生き残りは5人・・・・その生き残りに拠点を聞いてその拠点を襲った時に2人・・・全部で12人の盗賊を相手にしたよ」
ん?何で呆れてるの衛兵さん?
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