私もそう思う
静かに怒るライオを見てから私は盗賊達のいる場所へと歩いて行きその中の一人の男に微笑みかける。
「そこの貴方・・・立ってくれるかしら?」
もう足は縛ってないから簡単に立つ事は出来る、なのでそう言ったのだが私が声をかけた男は視線を逸らしたまま動かなかった。
「ふぅ・・・・聞こえなかったみたいね、そこの貴方立って」
もう一度同じ事を言っても同じように視線を逸らして動かない。
「貴様」
ライオがそう言いながら動こうとしたのを見て私は手を上げてそれを止めて私が声をかけても動かなかった男に微笑む。
「ひぎっ!!」
変な悲鳴を上げて吹き飛ぶ盗賊は私が微笑んだ後にブンブンちゃんで思いっきり横っ面を張り飛ばしたのだ。
「これでいう事を聞いてくれるかしら?立って?」
張り飛ばした男にもう一度微笑みながらそう言うと張り飛ばされた男が慌てて立ち上がる。
「うんよろしい・・・で、聞きたい事があるの・・・あの洞穴にいた女の子は何処から連れて来たのかしら?答えてくれる?」
無いも答えられないので私は深い溜息をつく。
「ぎゃぁぁぁぁ!!足が・・足がぁぁ」
黙って動かない男の右足にブンブンちゃんで全力の横凪を叩き込んだら右足が変な方向へと曲がり男は痛みに涙を流しながら転がりながらもがいているので別の男に視線を向けて微笑む。
「ひっ!」
私に微笑みかけられた男は悲鳴を上げたが私は気にせず口を開く。
「そこの貴方・・・立ってくれるかしら?」
声を掛けられた男はすぐに立ち上がる。
「では貴方が答えて・・・あの女の子は何処から連れて来たのかしら?」
そう声を掛けると諦めたような顔になり視線を逸らしながら話し始めた。
「1週間前に襲った商人の娘を殺さずに俺達の世話をさせる為に連れて来た・・・もし役に立たなかったら売るつもりだった」
・・・・やっぱりそう言う事だったか・・・とため息をつき私はブンブンちゃんを思いっきり握りしめる。
「教えてくれてありがとう、お礼に・・・」
手に握りしめているブンブンちゃんを目の前に立つ男に横から切るように振り下ろす。
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
変な方向へと曲がった左腕を抑えながら私から逃げようと距離をとろうとする男に微笑む。
「貴方達は人をいたぶるのが好きなのでしょう?だから教えてくれたお礼に私がいたぶられる側の気持ちを教えてあげるわ」
それから暫く盗賊達の相手をしてその後に深い溜息をつく。
「何でこんな事が楽しいのかしら?全然面白くないしむしろ気分が悪くなったんだけど?」
私が見下ろした先には5人の盗賊達が更にボロボロになった盗賊達はうめき声をあげて転がっていた。
「さてと・・・そろそろアリスの所に行かないといけないから、もう貴方達の相手をするのは終わりにするわ」
ライオに『人を殺す事は出来るか?』と言われてそんなに経ってないけど私は今日初めて目の前の盗賊を
殺すと決めた。
「お嬢」
私がブンブンちゃんを握りしめて殺す覚悟を決めた時に後ろからライオがそう声を掛けて来たので私は振り返りライオを見るとライオが真剣な顔で話を続ける。
「俺がやる、お嬢はあの女の子の所に行ってあの子を安心させてやってくれ」
「いいの?」
私がそう言うとライオが真剣な顔で頷く。
「俺がやりたいんだ・・・こいつ等は生きている価値はない」
私もそう思う!!
「嫌な役目を押し付けるようでごめんね?」
そう言うとライオが首を左右に振るので私はライオの肩を軽く叩き話を続ける。
「1人だけ残して、使い道があるから」
ライオが頷くのを見て私は再び洞穴へと入った。
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