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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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そのほうがいいよね

盗賊団殲滅の依頼を終えて一週間の休暇を取っていたんだけど4日目にギルドからの使い・・・メリッサさんがやってきた。


「お休みの所申し訳ありません、ギルドマスターがお話があるとの事でギルドまでお越しいただけませんか?」


ギルドマスター直々のお呼び出し?何かあったんだろうか?と首を傾げているとライオが私に視線を向ける。


「あの話じゃないかお嬢」


ん?『あの話』?


「え?あの話って何?」


ライオに視線を向けてそう口にするとライオが目を見開き驚き・・・そして深い溜息をつく。


「お嬢が狙われたって話だ」


・・・・あああああ!!すっかり忘れてた!!


「あれね!忘れてたよ!!」


「だろうな」


ライオの言葉との私の反応を見てメンバー全員が苦笑する。

私はその笑いを受け話を逸らそうとメリッサさんに視線を向ける。


「ギルドに行くよ、今からでいいの?」


いきなり話を振られ少し間を開けてから頷く。


「出来たら」


「なら行くよ」


私はそう言って立ち上がる。



「こんにちわー」


何事も無くギルドに着き案内された部屋に入るとギルドマスターであるジャーズさんとサブマスターであるフリッツさんとアイナがともう一人・・・私が知らない真面目そうな20代で髪をショートにした美人さんが座ってまっていた。


「来たか・・・座れ」


ジャーズさんにそう言われ私達は用意された椅子に座る。

私達が座ったのと同時に私の知らない女性が立ち上がり私達を見て微笑み一礼した後に口を開いた。


「【自由の翼】の皆様とは初めてお会いする事になりますね、私はレベッタ・バルタ―と申します。この街の主であるアンセル卿の秘書を務めております」


へへこのお姉さん領主様の所の秘書をやってるんだ?この若さで秘書をやってるって事はかなり優秀なんだね・・・と思いながら私は立ち上がり一礼する。


「初めまして【自由の翼】のリーダーをやってるエミリアと申します」


そう言うとレベッタさんは微笑み頷く。


「どうぞお座りくださいエミリアさん、今回来てもらったのはエミリアさん達が見つけてくれた手紙に関して今までわかった事の情報を提供する為です、今からご説明いたしますのでよろしくいお願いします」


その言葉に頷き座るとレベッタさんが話を続ける。


「まずは判ってる事から・・・アイナさん率いる盗賊団殲滅隊がクズラードたちを殲滅後拠点を調べて殺害依頼の手紙を発見、その殺害依頼の数は6件でした」


ここに居る全員が頷く。


「ここから我々が昨日まで調べた情報です。まず6件のうちの1件はエミリアさんで殺害未達成」


まあ私は生きてるからそうなるよね!!と思って頷くとレベッタさんが真剣な顔のまま目を細めて話を続ける。


「残りの5件のうち3件の殺害依頼をされている人達の死亡が確認されました」


・・・・って事はあれは実際に依頼を受けて殺しに行くっていう仕事をクズラード達はしていたって事なんだね。


「3件とも街の外を移動中に盗賊に襲われて亡くなっていました」


『運悪く盗賊に襲われた』ではなく『はじめから襲う気で襲って来た』って事か・・・・・本当に最悪だ!!


「残り2人は健在ですが一応一月は陰から守る事になってます」


まあクズラードとその仲間達が死んだとはいえ別の人が仕事を引き受けてるかもしれないからそのほうがいいよね。


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