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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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この仕事を受けるよ

ギルドマスターから盗賊団殲滅して欲しいと頼まれて静まる部屋の中でレイラさんが苦笑する。


「たかが盗賊団殲滅戦だけでこれだけの面子を集めるのはおかしいねぇ・・・隠し事はなしだよギルマス」


レイラさんがそう言うとジャーズさんが頷く。


「無論隠す気は無いから安心しろ、問題なのはその盗賊団が元探索者達の集まりだという事だ」


・・・・は?探索者やめて盗賊になった奴等の集まりだって事?


「ああ・・・そう言う事かい」


レイラさんが納得したように頷くのを見て私が首を傾げているとライオが耳元に小声で話しかかて来た。


「お嬢・・・ギルドが年に一度犯罪歴があるかどうかの確認をするってのがあったろう?多分それで探索者の資格を剥奪された奴等が集まった連中が今回の相手だ」


・・・・あ!確かにそれがあった!私もつい最近やったし!!と納得しているとジャーズさんが話を続ける。


「今回の相手は元Aランカーが10人位居る上に人数も30人前後・・・信頼出来て実力もあるお前等にこの仕事を頼みたい」


これは確かに外で話せる無いようじゃない、だってある意味ギルドの闇にギルドが対処しようとしてるんだから。


「Aランカーが10人はいいが有名な奴か?Aランカーでもピンキリだぞ?」


この会議に参加している男性探索者がそう口にするとサブマスターであるフリッツさんが一歩前に出る。


「この盗賊団を纏めている男の名はクズラードです」


それを聞きさっき質問していた男性探索者が舌打ちをする。


「酔狂かよ・・・・・」


酔狂?どう言う意味?と首を傾げているとレイラさんが私に視線を向ける。


「クズラードは普段は剣の腕は確かで穏やかな性格なんだけど酒を呑むと狂暴化・・・豹変するのよ、だから酔狂と呼ばれてるのよ」


うわっ!危ない人だ!!


「その他には名の通った人は2人・・・ガバス・ハーゲとマルッガ・リーです」


知らない・・・まあ私は一年探索者から離れてたからね。

だったら知ってそうな人に聞けばいい!!


「ライオ?」


振り返り後ろに座っているライオに声を掛けるとライオが真剣な顔で口を開いた。


「Aランカー上位の腕を持つ奴等だ」


めっちゃ強いって事?厄介だね。


「今回の依頼は1人500万セリンだ、出来れば受けて欲しい」


ジャーズさんが真剣な顔でそう口にした後に口を塞ぎ腕を組み、それを見たフリッツさんが真剣な顔で口を開いた。


「受けなくてもペナルティはありませんがこの件に関しては他言無用でお願いします」


フリッツさんの言葉を聞きもう一度振り返る。


「どうする?私としては受けてもいいと思うけど」


盗賊化してるなら早々に殲滅させた方が良いと思うんだよね、もうアリスみたいな思いを他の人にしてもらいたくないし!


「俺も受けてもいいと思う」

ライオが真剣な顔で頷きながらそう口にすると全員が頷く。


「決まりだね」


私はフリッツさんに視線を向ける。


「私達【自由の翼】はこの仕事を受けるよ」


私がそう言うとフリッツさん真剣な顔で頷きその後に頭を下げる。


「感謝します」


私が受けると行ってから他に呼ばれた人達も『参加する』と口にし、呼ばれた探索者全員が受ける事になった。


「ではクズラードたちが潜伏している場所と団討伐作戦に関して話し合いましょうか」


フリッツさんが眼鏡をくいっと上げそう口にしこれからの事を話し合う事になった。


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