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お嬢様は満を持して家出する   ~家の為に我慢しろ?絶対に嫌です!!~  作者: 日の丸


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これだけ言っておくね

私達もスタンピード防衛戦に参加する事を決めたので手続きをする為に先に受付に並んでいる人達の列に並び15分ほどで受付嬢の前に行くことが出来た。


「あ!【自由の翼】の皆さん!!もしかして【森林迷宮】のスタンピード防衛戦に参加してくれるんですか?」


栗色の髪をポニーテールにした美人がライオ達に視線を向けてそう口にしてきたのを聞きライオが真剣な顔で頷く。


「そのつもりだ、今回から7人パーティーになるから7人分の手続きを頼む」


「畏まりました、少々お待ちください」


ライオが頼むと美人受付嬢が微笑みながら頷き作業を始めた。


「お待たせしました、【自由の翼】の皆さんが参加してくださるのはギルドとしても頼もしいです。もう少ししたら【森林迷宮】に向かう馬車が用意されるはずなので入場門へと向かって頂けますか?」


受付嬢さんが手続きを終えた後にそう言って来たので私は頷く。


「皆様無事に帰られるように心より祈っています」


「ありがとう、んじゃ」


私達は手続きを終えた私達はギルドを出て受付嬢さんが言った通り入場門へと向う。


指定された場所に行くと20台の馬車と多くの探索者とギルド員が行き来していた。


「この短時間でこれだけ用意するのは凄いね」


アンセルフィディアはダンジョンのお陰で成り立っている街だからスタンピードが起きた時の対応にもなれているのかもしれないね。


「エミリア!!」


出発でまで皆と話をしていると聞き慣れた声が後ろからしたので振り返ると私の師匠であるエスメラルダさんが立っていた。


「あれ?師匠も行くんですか?」


私がそう言うと師匠が頷く。


「ええ、ギルドから要請ががあったのよ」


まあ確かにに師匠は凄腕の医師だから声はかかるのは判る。


「あれ?カリンさんは?」


師匠だけでカリンさんの姿が見えないのでそう聞くと師匠が苦笑する。


「2人で【森林迷宮】に行けば診療所に誰も居なくなるでしょ?もし急患が来た時に困るのは患者だからね、だからカリンには残ってもらったわ、ほら去年の【大いなる大地】のスタンピードの時も私だけ参加してたでしょ?」


・・・・・あ!確かに!!そうだねスタンピードのほうも大事だけどアンセルフィディアで暮らす人たちが来た時の事も考えなきゃいけない立場なんだ医師って。


「って事で今回も私が参加するわ、それでエミリアに頼みがあるの」


ん?頼み?師匠が?


「何ですか?」


師匠は医療に関して言えば『天才』と言っていい人だ、この人は殆1人でこなす事が出来る・・・そんな人が私に頼みってなんだろう?


「今回は医療スタッフとして参加して欲しい。今回は去年のスタンピードとは違いもうスタンピードが起きてる・・だからかなり怪我人が出る事になる」


つまり治療する人は多い方が良いという事ね。


「わかりました、ライオ後は頼める?」


本来なら私も【自由の翼】のメンバーとして参加するつもりだったんだけどそう言う理由なら私は師匠と共に怪我人の治療に専念する方が良い。


「わかった」


ライオが頷いたのを見て私は他のメンバーに視線を向ける。


「皆には悪いけどそう言うとこになったからよろしくね。けどこれだけ言っておくね?無理はしないように」


戦線を離れる私が言う事じゃないのは判ってるけどパーティーメンバーには怪我をして欲しくないからね。




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