力加減間違えたかな
「さあ!今日から頑張る!!」
朝起きて朝食を食べた後に部屋に戻り探索者として活動してる時に着ていた丈夫な服と胸当てと小手を身につけブンブンちゃんを握りしめて気合を入れる為にそう口にするとノック音がした。
「エミリア様お手伝いに参りました」
ルナがそう言いながら部屋に居入って来て私を見て目を見開く。
「エミリア様・・・もう身なりを整えてしまったのですか?」
「うん」
だってルナは朝食を終えた後の後始末・・・お皿を洗ったり食事をしたテーブルの上の掃除などで忙しそうだったから自分の事は自分でしたんだけど何でそんなに悲しそうにするの?
「さあ行こうよルナ」
何故か落ち込むルナにそう言って私は部屋を出てリビングに行くともう全員が揃っていた。
「待たせたかな?」
そう言うと全員が首を左右に振る。
「久々にエミリアと行動するから張り切って早めに来ちゃったのよ」
ケーシーがそう言いながら苦笑する。
「私も楽しみだよ、んじゃギルドに行こうか」
私達は家を出てギルドに向かい歩き出した。
久しぶりに来るギルドを一度見上げてから中に入ると丁度朝の受付ラッシュでかなり混んでいてそれを見て探索者として戻って来たんんだなと改めておもった。
「今日は軽めの依頼を受けてついでに連携の確認でいいよね?」
昨日決めた事を確認する為に振り返って後ろにいる皆にそう聞くと全員が頷きそれを見た私も頷く。
「なら馴染みのある【大いなる大地】での依頼にしよう」
復帰後初の依頼だから慣れた所がいいと思いながら依頼ボードがある場所まで歩いて行こうとする・・時に見知った顔がいたので足を止める。
「お嬢?」
私がいきなり足を止めたのを見てライオがそう言って来たけど私はそれをスルーし知り合いがいる方向へと視線を向けるとライオも納得した顔になる。
私の視線の先・・・・ギルド内の端のほうで女性2人が男性4人に取り囲まれてる感じで話し合いをしていた・・・のなら気にしないんだけど女性2人は困った顔と怒った顔で男性4人に何かを言ってる。
そんな様子を見て気になったので話が聞こえる所まで移動した。
「だから貴方達をと行かないって言ってるでしょ!!」
怒りを隠す事も無くそう言ってる女の子・・・・ケニーがそう言うとミュラーも困った顔で『迷惑なんでやめてもらっていいですか?』男性4人に言っている。
「だから俺達と組んだ方が良いって!!安全に戦えるしその後のプライベートでも楽しめるからさぁ」
うわぁ・・・これって集団でナンパしてるの?ナンパも1人で出来ない度胸無しなんて嫌よねぇ。
「なあだから俺達とくぴょっ?」
最後まで言い切る前に股を押さえながら蹲る男を見お降ろした後にいきなり登場した私を見て驚くケニーとミュラーに微笑みかける。
「久しぶりね2人供」
ケニーとミュラーはそう声を掛けられ現実に戻り微笑む。
「お姉さま!!」
「エミリア様!」
・・・・・・は?
「え?ちょつと待って?何でケニーは私の事を『お姉さま』って呼ぶの?それとミュラーも『エミリア様』って・・・様はいらないでしょ普通?」
いきなり2人から予想外の呼び方をされ驚いていると蹲った男を見たまま固まっていた男の仲間も現実に戻って来て私達を睨む。
「お前!!ダッサスに何しやがる!!」
え?何したって?
「嫌がる私の友達にナンパしてたから止めただけだよ?」
そう言うとナンパ男の仲間が私を睨みながら話を続ける。
「お前がやったのは『止める』じゃなくて『倒す』だ!!見ろ!泡吹いてるだろ!!」
・・・あれ?力加減間違えたかな?まあ別にいいけど!!
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